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群雄、于吉を討たんとするのこと

真・恋姫†無双~乙女大乱~ 第十二席(最終回)「群雄、于吉を討たんとするのこと」

乙女大乱!
人は別れ際の顔を覚えているものだから、笑顔でサヨナラするのだ♪(>ω<)ノ



勝利のカギを握ると思われる劉備の剣は、間違いなく本物の『竜の爪』でした。
これまで振るう機会がなかったのは宝の持ち腐れ。が、もしあったのならば于吉の耳に入り、対策を取られていたかもしれないと諸葛亮が弁護します。

3万の兵で、どうやって10万の敵を食い止めるか。程昱の立案した策は「十面邁進の陣」。
まず3つの部隊で敵の攻撃を受け止め、ある程度経ったら真ん中の部隊は後退。そこに敵を誘い込む。
敵が出てきたら、潜ませておいた左右合わせて10の部隊を順番に突撃させ、敵陣を左右に分裂させる。敵陣に穴が開いたら、最後に劉備達を向かわせ于吉を撃破。
張飛の「皮むき作戦」という命名に、一同赤面…。

厳しい戦いを前に、不安を顕にする劉備。そこへ現れたのは「母方の祖父にメンマを持ち、オチ担当」な華蝶仮面!
劉備に仮面を授けて去っていくのでした。緊張が和らぐ劉備。呆れる諸葛亮ですが、妙案を思いつき、李典と張3姉妹に何かを依頼します。

中軍前に公孫賛、中軍後に袁紹、右翼に曹操、左翼に孫策。洛陽の守りは孫尚香&袁術と、軍師として陸遜&張勲。右と左の伏兵10面には呂布&張梁、華雄&于禁、黄忠&厳顔、魏延&馬岱、馬超&趙雲。そして突撃部隊は劉備・関羽・張飛の3姉妹。軍師として諸葛亮&陳宮、護衛として楽進&華佗。

部下を案じる袁紹、孫家の姫として指揮を執る孫権、空から戦場を見つめる周泰、祈る董卓。遂に大乱勃発!

作戦は順調に進み、何とか于吉の所にたどり着いた劉備。しかし、于吉の戦闘力の高さに絶体絶命に。
が、劉備がおかしな仮面をつけていた理由。それはもちろん顔を隠すため!
何と彼女は劉備ではなく、変装した張角だったのです。
劉備はいつも馬岱が入っていた籠に隠れて近づいてきていました。そして于吉めがけて剣を投げつける!
剣の力により于吉は消滅。華佗の活躍により『太平要術』も無事封印されます。こうして大乱は終結。連合軍の勝利の雄叫びが響くのでした。

そして、今度こそ楽しい宴の時間が訪れます。平和な時間をみんなで満喫する乙女達でした。


動きとセリフの多い、なんとも気合のこもった最終回でした。
みんなの活躍がカッコよすぎて鳥肌が立ちました。どの軍勢にもまんべんなく見せ場がありました。どうしてもセリフの少ないキャラが出てしまいますが、それでも「らしい」セリフを一度は喋っており、「いるだけ」のキャラもちゃんと顔が立っていました。これだけキャラが多いのに素晴らしいですね。
もちろん、これに比例してキャストの人数も凄いという。40人以上はいますw
惜しむらくは鳳統だけ出番がなかったこと。エンディングでチラッと出てきましたが、せめて一言でもセリフがあれば…(泣

特に伏兵の司令塔となった孔明の裏声がカッコよすぎます。「はわわ」軍師、たくましくなった!
厳顔&魏延の師弟を越えた絆、馬岱と魏延の友情、趙雲&馬超の命を「預けて悔いのない~」の流れ。燃えましたね~!
最後のいいとこ取りを務めた劉備。剣を投げるとは…。張角がフォローしていなかったら失敗していたかも。でも、よくよく考えたみたら、敵とはいえ人をバッサリと斬る劉備は見たくないという人がいるでしょうね(汗

最後の祝勝会の場面も素晴らしい。あちこちで心躍る乙女達のやり取り。特に猫に萌えるお猫様(周泰)&関羽や、おっぱい軍団に赤面する孔明&鳳統がキュート♪
歌をそのままエンディングにする流れもいいですね。


評価です(各項目10点満点)
○ビジョン:7点――あまり話題にはなりませんが、質はかなり高いと思います。スタッフ泣かせなほど、キャラクターがたくさん登場するにもかかわらず、気合のこもった映像。脱帽です。
○キャラ:9点――どうしてもキャラによって出番の多さにムラが出てしまいますが、十分まんべんなく登場し、それぞれの個性豊かな魅力を引き出してくれました。前期出番のなかった呉チームや「真」のキャラにもスポットが当たってよかったです。
○シナリオ:9点――ギャグが7割、シリアスが3割といったところでしょうか。とてもバランスがよかったと思います。同じ旅をするのでもチームを分けるなどうまいこと変則的にして、キャラの出番を用意するという必須条件を、自然に回収していったのも好印象です。最後はほぼ全てのキャラが総出演。うまいこと最後を盛り上げてくれました。また、3期続いてきましたが、1期の頃からの設定が今にも活かされているのは凄くいい見所だと思います。
○燃え:8点――クライマックスは鳥肌が立った!!
○萌え:9点――みんなカワエエ♪ EDのSDキャラがお気に入り!
○意外性:8点――「シナリオ」の項で述べたように、いい意味で意外でした。
○歌・曲など:9点――毎度いい曲を提供してくれます。OPは熱く、EDは電波的にw BGMも印象に残るほど雰囲気にあった曲が揃っています。
○熱中度:9点――かなり魅入ってしまいました。キャラの名前を覚えるのは大変(真名もあわせると2つありますからね)ですが、頑張って覚えたくなっちゃいます。とりあえず、顔と所属ぐらいは網羅したつもりです。
○オススメ度:9点――原作とは趣の違う話のようなので、たぶん合わない人もいるでしょう。でも、ギャグやお色気、大勢の女の子の登場が好きな人になら、ぜひ見て欲しいです。
○全体:9点――それにしても名残惜しい。これほど終わってしまうのが名残惜しいアニメは久しぶりです。「キャラ」の項でたくさん述べたのでこれくらいにしますが、本当に楽しい作品に出会えたと思います。

MVP:張飛(鈴々)
ところどころでストーリーにメリハリを付けてくれました。戦う力は強いけど、まだまだ無知なところが多い彼女。でも、旅を通し、関羽や仲間達、出会った人々との係わり合いの中で、少しずついろんなものを吸収していったのだと思います。だから、関羽が傍にいなくても、チームの引っ張り役も果たし、国の長達の心をも動かす発言ができるようになった。本当に立派になったと思います。
そして――

張飛「人は別れ際の顔を覚えているものだから、笑顔でサヨナラするのだ!」

これは本編終了後のCMでのセリフですが、これにはまた鳥肌が立ちました。
記念すべき第1期の第1話。張飛が関羽から教わったこと。視聴者の名残惜しい気持ちを癒してくれる、スタッフやキャストの心のこもった言葉だと思います。

後は来月と来年2月に出るOVAに期待させていただきます。
もし続編が出るなら願ってもないことですが、そのときはこの3期までの作風(仲良くなった三国など)を崩さないことを願います。

今までありがとうございました!(>ω<)ノ
多謝!

Tracked from ひびレビ at 2010-06-27 07:07
タイトル : 真・恋姫†無双 〜乙女大乱〜 第12話(最終回)「群雄、..
真・恋姫†無双 〜乙女大乱〜 第12話(最終回)「群雄、于吉を討たんとするのこと」 冒頭で大きな方々のひざに座る孟獲たちwそんな恋姫も今回で最終回。 十面邁進の陣 劉備の剣は間違いなく竜の爪。これまで振るう機会が無かったが、もしあったのならば于吉の耳に入り、狙われていたかもしれないと孔明。役に立たなくて良かった・・・?w 程?の策は「十面邁進の陣」。まず3つの部隊で敵の攻撃を受け止め、ある程度経ったら真ん中の部隊は後退し、そこに敵を誘い込む。敵が出てきたらそこを左右合わせて10の部隊が順番に突撃...... more
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by konosetu | 2010-06-26 23:20 | DOG DAYS | Trackback(1) | Comments(0)

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