僕と妻の1778の物語

僕と妻の1778の物語

映画の無料券があったので、見に行ってきました。
どの映画を見ようか悩みましたが、これを選択して本当によかったです。
特撮・アニメ以外の映画をシアターで観たのは初めてかも。

草彅剛氏が主演。妻役は竹内結子氏。
SF作家・眉村卓氏と悦子夫人の実話を元にした作品といいます。
テレビドラマの「僕シリーズ」の最新作なんですってね。テレビドラマの方は見たことないですが。

SF作家の朔太郎(サク)と妻・節子のラブストーリー。
2人は仲睦まじい夫婦。節子は日々の創作活動に励むサクのよき理解者です。SF小説自体の人気が低迷する中ですが、あくまでSFに拘るサク。そうして16年間平穏な日々を送っていました。
ところが、節子が大腸がんになっていることが判明し、余命1年を宣告されます。
医者から「楽しい時間を持ってください。笑うことで免疫力が上がることがあるそうです」とアドバイスを受け、サクは毎日1編、原稿用紙3枚以上の短編を書き、節子を毎日笑わせることに決めます。
そして1778話目――

私は脚本の勉強をしていることもあり、そういう目線でも見ました。
サクの書く物語が1778話。約5年の歳月なわけですが、この話数がうまいこと時間の経過を表現しているんですよね。しかもそれは、悲しい別れのときまでのカウントダウンでもあるという…。

1人になったとき本音を言う、第3者と話題の人物について話す、ケンカのシーンの描かれ方、喜びや悲しみの表現方法、写真・ヒゲそりなどの伏線の張り方、場面転換・時間経過の描き方、起承転結(特に「承」)の盛り上げ方…。
いろいろ参考になりました。

で、クライマックスでは思わず泣いてしまいました。今でも思い出すと涙が浮かびます。
サクは現実から逃げていると友人から批判されようと、フラフラになろうと、愛する妻のために(そして自分のために)5年間毎日毎日小説を書き続けました。その話数が重なるたびに大切な思い出がたくさんできて、同時に悲しい別れのときが近づく。あまりに切ない、だけど愛おしい日々。

恋愛小説には興味を示さず、あくまでSFを書きたがるサク。いやあ、私は共感できます。特撮など空想的な話が好きですしねw
時折、サクの小説が映像化される特撮シーンが挿入されました。シリアスで重いストーリーになりがちな時にこういうのが入るとちょっと和みます。私もサクの不思議ワールドに引き込まれました。

愛する人を失う悲しみ。それがどんなに苦しいことか。だから人の命は大切なんですよね。
そして貴重な1日1日の積み重ねの大きさ。限りある人生。
いろいろ勉強させていただきました。

~~~~~
近所で火事があって1人亡くなられました。知らない方ですけど。
数年前、その家の隣でも火事があったのを思い出しました。そこは今、空き地になっています。
全国で火災が頻発していますが、こんな間近で起きるとやはり人ごととは思えません。
ご冥福を祈ります。
[PR]

by konosetu | 2011-01-26 19:33 | 話題なの~♪(^▽^) | Trackback | Comments(0)

トラックバックURL : http://konosetu1.exblog.jp/tb/11997342
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]