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神秘とは希望であるべき

電波女と青春男 三章「地を這う少女の不思議な刹那」

I can't fly.



流子に街案内をしてもらうことになった真。ファミレスで真は、ズバリ神秘とは何かという質問を流子にぶつけます。彼女が言うには、神秘とは今の身の回りの何気ない事。
電話などいつも何気なく使っているものでも、その仕組みを理解できているわけではない。自分の体でさえ、どうなっているのか知らない。それでも生きていられるのが神秘。それに大きく共感する真。

ある日の夜。女々の過剰なスキンシップをなんとかはぐらかす真。そんなとき、女々は不意に真剣な声音で、エリオが綺麗なだけで近づくならやめなさい、と忠告してきます。エリオはできるだけ1人になりたがっているのだから、それを尊重するべきだといいます。
真は女々を優秀な母親だと評しますが、女々は物を買い与えるだけでは十分でない、子どもを産む前から準備や覚悟をしておかなければ親にはなれない。珍しく真面目に女々は語ります。父親は誰か分からない。気がついたらエリオが生まれていた…。
女々が去った後、女々が寝転がっていた枕に顔をうずめる真。それを女々に見られ、弱みを握られることに。

神秘とは希望であるべきだと真は考えます。未知の深海に想いを馳せるのが好きな真。それだってそこに前向きな希望を見出しているのです。
ところが、エリオは神秘=宇宙人を自分の過去の後ろ盾に使っている。逃避する言い訳にしている。
やはりエリオのことを放っておけない真。エリオの失われた記憶に関してはどうしてやることもできませんが、逃避のよりどころである「宇宙人」をぶち壊すことならできる。

真は学校を抜け出してエリオを自転車のかごに乗せて走ります。エリオに恐怖を感じさせ、空を飛べる宇宙人ではないと証明するために。
それはちょうどETカラーの自転車。普段は徒歩よりやや早い程度の自転車。エリオを乗せればかなりスピードは落ちます。
しかし、坂に差し掛かったときかなりのスピードが出て、ブレーキも利かず制御不能に。そして真とエリオはガードレールを乗り越えて、海へと転落。
正真正銘の地球人である事実を突きつけられたエリオ。文句を言うエリオですが、一度も傷つかずに過ごせる関係なんてないと真。
地球人エリオと真はこれが初対面ということで、改めて自己紹介。藤和エリオと丹羽真はようやく新たな1歩を踏み出したのでした。


この話に出てくる人達は、みんなほどよく頭がイカれていますね。あ、これ、褒め言葉ね。

流子の言っていた神秘に対する意見は共感できます。私もつくづく不思議に思うことがあります。パソコンもテレビも電話も、どうして使える? 目や耳、心臓や肺、脳はなんで機能している?
科学的に見ればいろんな原理があるのでしょうが、その原理はなぜ成立しているのでしょう。

前川さんは宇宙人について宗教と同じようなものだと評していました。確かに似たようなものかも。
でも、M78星雲人にせよ、世界を創造した偉大な神々にせよ、深海の不思議な生物にせよ、そこにロマンがあるのなら、プラスの心のよりどころになるのなら、すがってもいいでしょう。その方が人生豊かになりますから。
しかし、真の分析どおり、エリオは神秘=宇宙人を逃避手段にしている。それは寂しいことです。
そんなエリオに手を差し伸べる真。ようやく感情を露にしたエリオ。彼女の本領発揮はこれからなんでしょうね。
Tracked from ひびレビ at 2011-05-20 17:23
タイトル : 電波女と青春男 第3話「地を這う少女の不思議な刹那」
電波女と青春男 第3話「地を這う少女の不思議な刹那」 I can't fly. 流子曰く、神秘とは今の身の回りの事。いつも使っているものでも、その仕組みを理解しながら使っているものは少ない。自分の体でさえ、どうなっているのか分からない。それでも皆生きている。日...... more
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by konosetu | 2011-05-20 13:35 | アニメ2011, 2012年 | Trackback(1) | Comments(0)

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