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GX

戦姫絶唱シンフォギアGX EPISODE 12「GX」

ジェネレイト・エクスドライブ!



チフォージュ・シャトーに突入したマリア、調、切歌を待ち受けていたのは、なんとナスターシャ教授。
マリアに「世界を救いたいと願うのは、自分が救われたいがため」と揺さぶりをかけてきます。相手が偽者と分かっていても、図星を突かれて動揺するマリア。
そのとき、城の一部が崩落。調と切歌はマリアを引っ張り、なんとか逃走します。

シャトーの外でキャロルと戦い続けている響、翼、クリス。なぜ、錬金術師であるキャロルが歌の力を行使できるのか?
先史文明期――バラルの咒詛が引き起こした相互理解の不全を克服するため、人類は新たな手段を探し求めた。万象を識ることで世界と調和するのが錬金術。言葉を越えて、世界と繋がろうと試みたモノが歌。
どちらの起源もおそらくフィーネ。成り立ちが同じなら応用も利くというのがキャロルの言い分。
イグナイトモジュールを使おうとする響ですが、キャロルに利される恐れがあるため使えず。一方的に圧倒される3人。

崩落から逃れたマリア達は、辛うじて生き延びていたウェルと遭遇。取引に応じ、ウェルをシャトーの制御装置にまで連れて行きます。
制御装置を破壊しても、制御不能に陥るだけ。だからウェルがプログラムを書き換え、世界の分解を止めるといいます。

絶望しかけたS.O.N.G.メンバーにマリアの声が。
「たとえ万策尽きたとしても――1万とひとつめの手立てはきっとあるッ!!」
ウェルの力を借り、シャトーの機能を反転し分解した世界を再構築させる。シャトーは爆散するだろうが、キャロルに嫌がらせできるなら構わないというウェル。

再び現れたナスターシャの偽者が、今度は『フィーネ』時代のマリアに変身して襲いかかってきます。
マリア、調、切歌は「「ありがとう」を唄いながら」を唄いながら応戦。
一方で、エルフナインを筆頭にS.O.N.G.が、ウェルのシャトー掌握をサポート。

かつて犯した罪は自分だけで背負おう。シャトーの爆発に巻き込まないよう調と切歌を逃がそうとするマリア。
「この罪を乗り越えるのはッ!!」
「3人一緒じゃなきゃいけないのデスッ!!」
調と切歌の決意を受け止めたマリア。
「――ドクターッ!! 私達の命に変えても守ってみせる! だから、ドクターは世界を!!」
そんなマリア達の姿勢に不敵に笑って応えるウェル。

マリア、切歌、調はシャトーの外にいる翼、クリス、響にそれぞれメッセージを送りながら、ニセマリアとの戦いの佳境を迎えます。
最後の瞬間、セレナに化けてマリアを動揺させようとした偽者ですが、もはやマリアは迷わずこれを撃破。

直後、シャトーは臨界を迎えます。
キャロルはやむなくシャトーの中心部を破壊しますが、すでに手遅れ。分解領域は生物を除き修復されていきます。
キャロルの万象黙示録完成計画は完全に破綻。

マリア達が爆発に巻き込まれ、悲しみにくれるS.O.N.G.メンバー。
それでも翼は冷静にキャロルへ投降を勧告。エルフナインももうやめようと説得しますが、殺された父の無念をどう晴らせばいいのかとキャロルは慟哭。
「錬金術の到達点は、万象を識ることで通じ、世界と調和すること……」
エルフナインは独自に父親からの命題の答えを『赦し』であると結論付けていました。
「世界の仕打ちを赦せと、パパはボク達に伝えていたんだ」
しかし到底納得できないキャロルは世界を蹂躙すると復讐を決意。

これに対し、響、翼、クリスは危険を承知でイグナイトモジュールのセーフティーのうち2つを解除。フェイズ黒化(ニグレド)を超える白化(アルベド)でキャロルに挑みます。
しかしまったく歯が立たず。今度は再びキャロルが歌による攻撃を仕掛けてきます。
が、これが好機と、響達は最終フェイズ、赤化(ルベド)へ。『S2CAトライバースト』を試みます。
が、たった独りで70億の絶唱を凌駕するフォニックゲインを使えるというキャロルに、いともたやすく破られます。
「たとえ万策尽きたとしても、1万とひとつめの手立てはきっと……!!」
マリアの言葉を胸に、不屈の闘志を燃やす響。それに応えるように、マリア、調、切歌が現れます。

マリア達3人を守ったのは、なんとウェルでした。
「シンフォギアの適合に奇跡などは介在しない」
「その力、自分のモノとしたいのならば、手を伸ばし続けるがいい……ッ!!」
瓦礫に押し潰されたウェルはメモリーカードを渡しつつ、マリア達を送り出します。
「マリア……僕は英雄になれたかな……?」
「……ああ。お前は最低の――」

6人は揃って絶唱を開始。キャロルが放出したフォニックゲインの塊を『S2CAヘキサコンバージョン』で受け止め切って制御。
そのエネルギーを使い、6人の装者は上空でエクスドライブモードを発動するのでした。



OPは第12話恒例のED主題歌。

今回はほぼ戦闘オンリーでしたね。情報量は相変わらず多いものの、話としてはシンプルな方だったかと。
ただし、第1期から積み重ねてきた出来事の数々を知っておかないとついていけないのは違いないでしょう。特に第2期で描かれた元F.I.S.メンバーの事情について。

歌を開発したのも錬金術を開発したのも、おそらくはフィーネ。つまりフィーネも一時は人類同士が分かりあえるよう尽力していた時期があったのですね。
でも一向に成果が出ず争いが絶えないので絶望。業を煮やして月の破壊を試みるようになってしまったと。
しかし人類は分かり合えるという可能性を示した響と出会うことで、最後の最後に希望を取り戻して消えていったのかもしれません。

さて、今回の主役はマリアと言ってもいいでしょう。
ニセモノ軍団。シャトーの防衛システムでしょうか。オートスコアラーが持っていた能力を兼ね揃えていそうですね。
ナスターシャに辛辣なことを言わせることによってマリアに揺さぶりをかける。黒マントガングニールマリアに「私はフィーネ」と言わせて黒歴史を掘り起こし。トラウマの原因であるセレナを見せて。精神攻撃や幻影技。
…ありゃ、全部性根の腐ったガリィの要素じゃないですかー(´・ω・`)
やっぱり体は失っても、意思はシャトーに残っていたりするかもしれませんねぇ。やっぱり今からでも復活はあり得るでしょう。

とにかく、皮肉にもこの状況で初めてウェル博士も含めた元F.I.S.メンバーの心が1つになりましたね。
第2期の最終決戦で独り犠牲になろうとしたマリアは、また独断で犠牲になろうとしますが…。やはり3人一緒に罪を背負うと。きりしら、ステキよ♪
そしてかつてナスターシャを手にかけたウェルを信用して世界の命運を託すことに。
元二課装者トリオに死亡フラグメッセージを送る元F.I.S.装者トリオ。泣ける(´;ω;`)
第3期に入ってから、マリアはセレナのことを考える描写はなくなっていました。だからこそ、ニセモノとはいえ土壇場でセレナが出現したら、以前のマリアなら手元が鈍ってしまっていたでしょう。でも、迷わず切り捨てました。未来のために過去の苦しみを断ち切った瞬間ですね。

死亡フラグはウェルによってへし折られました。彼は望み通り英雄になってしまいましたな。罪人として裁かれることすらなく、モノ扱いで閉じ込められていた彼が。
賛否あると思いますし、マッチポンプな一面も確かにあります。が、何よりウェルの心情変化が胸にくるものがあります。
ワガママで変顔が得意で自己中な悪党である彼が、我が身を犠牲に誰かを守った。しばらく見ないうちに成長したマリアの英雄らしさに共感したのかも。
「さっさと行って、死に損なった恥を晒してこい!!」
「それとも君は……あの時と変わらないダメなオンナのままなのかい?」
相変わらず悪態をつきながらも、状況的にこれは彼なりの叱咤激励だと思われます。マリアのことを長い間近くで見続けた人物の1人ですからね。
メモリーカードの内容は「~手を伸ばし続けろ」というセリフと合わせて考えて、おそらくLiNKERのデータ。ある意味、自分の存在意義のすべて。
「愛、ですよ……ッ!!」
「何故そこで愛ッ!?」
愛に飢えていたのかなぁ、ウェルは。だから英雄になることで誰かに愛されたかった。そして英雄だからこそ誰かを愛そうとも思ったのかも。
「シンフォギアの適合に奇跡などは介在しない」は科学者である彼にとってのプライドが出たのかなぁと。レセプターチルドレンの体に優しいLiNKERを開発したのも、研究のためだけではなかったのかもしれない…と、ちょっと思ったり。
そして最後に自分が英雄になれたのか、判定をマリアに委ねたんですよね。これまでの彼だったら考えられないですよ。自分が英雄になれたと納得できれば満足していたでしょう。
最低な奴だけど英雄と認めたマリアに、ウェルは満足できたのでしょうか?

キャロルの計画は達成目前で破綻。些細なミスの積み重ねが命取りになりました。
ウェルの息の根を完全に止めなかったのが致命的。が、それも元はといえば体調が万全でないのに計画遂行をまかり通そうとしたから。
呪いの旋律が揃った時点で積極的に装者を始末していくべきだった。少なくとも洸をいたぶるのにかまけて響を仕留めなかったのが大ポカ。シャトー近辺で迎撃して侵入を許したのも大失敗。装者やS.O.N.G.を壊滅させてからシャトーを起動させておけば…。
ファラにフォトスフィアをコソ泥させたのもマズかった。強奪させてデータを壊しておけばまだ…ね。
そして自分の能力を過信しすぎました。「S2CA」という切り札の存在も把握しておきながら、フォニックゲインを使った攻撃を乱発。見事に利用されてしまいました。
ウェルの闖入にせよ、想定外の事態に弱いですな。
エクスドライブ発動で「アカン、これもう勝てへん……」 (´○ω○`) という表情がなんとも。
ちなみに、「ヘキサコンバージョン」はヘキサゴン(六角形)とコンバージョン(変換)を合わせた造語のようですね。

「赦し」
エルフナインが独自に行きついた命題の答え。これはそのまま第3期のテーマであるといえるでしょう。
響の洸への赦し。
翼と八紘の赦し合い。
クリスが友達や仲間を持つことの赦し。
マリア自身の弱さへの赦し。
マリア、調、切歌の過去の自分達自身の罪への赦し。
マリアがマムの仇であるウェルを信用し、英雄だと認めたのもある意味赦し。
響が人助けのために拳を振るうのを未来が赦してお墨付きを与えた。

でも逆にキャロルは過去に囚われたまま復讐に乗り出してしまいました。
万象黙示録の完成と大仰なことを言っていましたが、これも結局のところは復讐だったのですがね。
カ・ディンギルを破壊されてヤケクソになったフィーネと同じ流れになりましたな。まぁ、まだ隠し玉を残していそうですが。
命題の答えや作品のテーマが「赦し」なら、イザークが黒幕という可能性はほぼなくなりますね。エルフナインの結論が見当違いになってしまいますから。
あるとすれば、オートスコアラーやレイア妹の復活か。ただし、キャロルの部下としてとは限らない。ガリィが一番乗りにこだわっていた理由もまだ不明。ガリィなら下克上を画策し、キャロルの意思に反してラスボス化しても不思議じゃないかなと。
シャトーがロボットになって襲いかかってくるとかもあり得るかな(笑)

天空に在りて奇跡を纏う者たちもまた、奇跡の殺戮者である。
…これは装者達のことですね。
手繰り寄せ、カタチと紡いだこの希望に、瞳は静かに閉じられる。
…この主語はエルフナイン。キャロルもですが、どうなってしまうんでしょうね。

EDは第1話以来の「Glorious Break」。

水樹奈々さんに「これは勝てない」と言わしめた敵とは…?
最後まで堪能させていただきます。

じー……
切ちゃんのバッテンを凝視する調。えっ、まさか「GX」の意味って…!?

CMネタ担当キャラ
第1話:立花響
第2話:風鳴翼
最3話:安藤創世、寺島詩織、板場弓美、風鳴弦十郎
第4話:マリア・カデンツァヴナ・イヴ
第5話:風鳴弦十郎、緒川慎次
第6話:レイア・ダラーヒム、ファラ・スユーフ、ミカ・ジャウカーン
第7話:小日向未来
第8話:キャロル・マールス・ディーンハイム、エルフナイン
第9話:ウェル博士
第10話:雪音クリス
第11話:ナスターシャ教授
第12話:月詠調、暁切歌

……やっぱ残ってんのガリィくらいじゃん!(^_^;
Tracked from ひびレビ at 2015-10-01 12:15
タイトル : 戦姫絶唱シンフォギアGX 第12話「GX」
戦姫絶唱シンフォギアGX 第12話「GX」  チフォージュ・シャトーに侵入したマリアたちの前に、突如ナスターシャが姿を現した。ナスターシャは「思い出しなさい、血に穢れたあなたの手を。どうしてその手で世界を救えるなんて夢想できますか」といい、マリアは世界ではな...... more
Commented by ソラト at 2015-09-25 10:36 x
そっか、GXの由来ってそうだったんですねΣ( ̄□ ̄;)

それと前期の最後、70億の絶唱でエクスドライブ化していたので、今回皆エクスドライブしても「70億の絶唱を超える」キャロルのが勝るような気がするのですが・・・
キャロルもそんなにポカーンとしなくても良いような(-ロ-;)
Commented by konosetu at 2015-09-25 18:25
>ソラトさん
どうなのでしょうね。
私の分析だと…装者らはフォニックゲインを制御する「S2CA」で集めたフォニックゲインでエクスドライブ化したわけですからね。
もちろんエクスドライブ化後も「S2CA」のような能力は使えるでしょうから、これ以上フォニックゲインを使った攻撃を使うと装者達にエネルギーを与えることに。
もはやキャロルは歌を封じられたも同然。純粋な錬金術で戦うしかないのではないでしょうか。
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by konosetu | 2015-09-24 00:07 | 戦姫絶唱シンフォギア | Trackback(1) | Comments(2)

はちみつ色の午後が過ぎてく はちみつ色の午後は何味?


by konosetu