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ニュータイプを継承するために

「ニュータイプを継承するために」
今日、機会があって特別講話を聴いてきました。講師は「機動戦士ガンダム」の原作者、富野由悠季(とみのよしゆき)氏です。
とても面白いお話でした。ここまで熱心に講話を聴いたのは久しぶりです。(^▽^)
話の概要を少し述べておきます。(ただし、一部聞いた話を私なりに解釈しています。また、私の記憶違いも入っているかも…)

富野氏はとても謙虚な方です。60歳過ぎても自分はまだまだ未熟であると。自分は真に成功を収められてはいないということを自覚しています。
もし本当に成功していたら、今頃はハリウッドで有名な映画監督にも負けてはいないだろうと。それだけ今の自分には満足していないらしいです。決して傲慢ではなく。

彼は元々、映画を制作するとことを目標としていました。アニメーションの仕事をすることになるとは
考えられなかったらしいです。
それもそのはず。当時(約40年前)はまだ“アニメの仕事”などというものは、職業として成立していなかったのですから。
富野氏いわく、「悪い言い方だけど、アニメはガキの見るもの」である。実質、彼は元々漫画やアニメ、ロボット、戦争モノ、が好きではなかったようです。
しかし、アニメ制作に携わるようになり、そしてあるときから自分が作品を手がけるようになっていきます。
そこで彼はどんな作品を作ろうかと考えました。所詮は「ガキの見るもの」。しかし、作品を上質なものにしようと。元々映画を作りたかったので、映画的な作品にしようと。
確かに収入を得ることは大切で、作品作りの最低条件である。しかしだからといって、適当に作って目先の利益だけにとらわれないようにしよう。
彼のモットーは「原理原則にのっとって考える」こと。「アニメは“芸能”の一種である」
エンタテイメントのひとつであるアニメに、世間は何を望んでいるか、どんなものを求めている? それを考えると、たとえ創作者であっても、好き勝手でいい加減な作品を作るわけにはいかない。
子ども達に何か大事なメッセージを伝えられるような作品にしよう。彼らに何をどう伝えよう。
そうして生まれたのが「機動戦士ガンダム」。それまでにあった「ロボット物」のパターンや傾向を、ことごとく変革します。
博士が秘密基地や地下で巨大ロボを開発する、じゃなく。
敵は得体の知れない異星人や怪物ではなく、主人公と同じ人間。
二足歩行の巨大ロボが、大地を踏みしめるのは不自然であまりに非現実的だ。それで舞台を宇宙に。
そして、人間同士の様々な感情が絡み合う複雑なドラマを描いた戦争の話に。
特殊な才能というか能力を持つ主人公を「ニュータイプ」と呼ぶ。「エスパー」や「超能力者」と呼んでしまうと俗っぽくなって作品の価値が安っぽくなってしまうから。
こうして、非現実的だけれどもリアルで上等なSFに仕立てられていきました。
彼いわく、「実写だろうとアニメだろうと、“動き”のある映画には違いない」とのこと。(かなり共感できます)

ところで、人を楽しませる“芸能”の機能とは一体なんでしょう?
それはそもそも神様への祈りから来ています。それは踊りや歌へと発展し祭りとなり、娯楽となっていきます。それは能や庭園、華道や茶道といった形で形成されていきます。日本では唯一神ではなく神様が大勢いるので、そのありようも様々です。
富野氏は、こういった娯楽が親しまれていた平和な時代、具体的には戦乱のなかった平安時代や江戸時代を「ニュータイプの世」と呼んでいます。有能な人々は、外見から物事の本質や性能、センスを誤解することなく理解し、華道や茶道などの芸術を大成していきました。
日本の社会では、古くから農耕文化を元に人間関係を築き上げてきました。それは人々を抑圧し、制限(いい意味でも悪い意味でも)するものです。
そんな「反自然的」な暮らし方から抑圧されたままでいると、不満がたまっていきいつかは爆発してしまいます。農民でもサムライでもそれは同じ。そこでその抑圧から生まれる不満やうっぷんを晴らすために、人々は“芸能”を求めるのです。それは正常な精神状態を保っていくのに欠かせないことです。
戦国時代の武将にしても、戦で人を殺めている中、茶道などの娯楽をたしなむことで、自分の心の平安を維持していたのかもしれません。もし“芸能”を楽しむことがなければ、彼らは狂気に支配されてしまっていたかもしれません。
“芸能”を楽しむこと。それは元を辿れば、日本の世の中の安定を神様に求めることなのです。
雨を降らせたければ雨乞いの祭りをし、“美”を求めるなら庭園を造ったり絵画を作ったりして楽しみ、笑いがほしければ能や歌舞伎で盛り上がる。
それは今でいうと、映画を見たり、アニメを見たり、漫画を読んだり、ゲームをしたり、癒し系を求めたり、「萌え~♪」を追い求めたりすることに当たります。
オタク的な考え方にしても、能やら茶道やらと同じく、そもそもは「反自然的」な暮らしから生まれたものなのです。
こういった“芸能”やら“娯楽”といったものが規模を広げれば、世の中に和をもたらし人々の狂気や破壊衝動を抑え、犯罪やはてまた戦争をも抑制し、世界的な平和にまで繋げられるのではないでしょうか。

富野氏自身は「ニュータイプ」の明確な定義はないとおっしゃっていました。
ここからは私見ですが、そういった意味では、誰もが「ニュータイプ」の可能性を持っていると言ってもいいのではないでしょうか。
“芸能”だけでなく、何事も本質や原理原則をしっかり見極めることは、世の中にとって重要なことだと言えるでしょう。

氏の話を聴いて私の出した結論。「オタクは世界を救う」(ナンダソリャ


…ふぅ、長々と語ってしまった。
とにかく聴きにいけてよかったぁ(*´∇`)ノ


関係ないけど、今日の昼飯です。
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ウチの大学生協の日替わりメニューです。
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by konosetu | 2005-12-10 22:18 | 話題なの~♪(^▽^) | Trackback(4) | Comments(0)