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虹色の奇跡 第6回「戦慄の決闘」

刹那のピンチにこのかは刹那を回復させた。
「大丈夫かえ?せっちゃん」
「はい、ありがとうございます、このちゃん。」
「私は刹那センパイに用があるんです。あなたは邪魔よ!」
と言い、式神を召喚してこのかを襲わせる。
「行け、カーロン!そっちの女を死なない程度にボコボコにしてしまいなさい!」
カーロンというドクロ剣士が現れた。ちなみにカーロンとは冥王星の衛星である。
「貴様!」
「センパイ、落ち着いてくださいよ。それにしても刹那センパイってお綺麗ですよねー。ここは顔を傷つけないではく製にするのがいいわね。あ、でもやっぱり血まみれのほうがいいかしら?」
うっとりするプルートに刹那はゾゾッと悪寒を覚えた。
「うう…鳥肌が立つ。」
「もう抵抗はしないでください…なるべく顔を傷つけたくありませんので」
そういうとまた式神を今度は多数召喚した。
「フフフ…マスターにいただいたやつらよ。行きなさい!」
「くっ!神鳴流奥義…百烈咲華斬!!」
プルートのはなった式神を数体倒す。
「少し残ったか!?うわっ!!」
後ろから式神に斬りつけられた。そしてどんどん斬りつけられていく…
なんとか自分の周りの敵を撃破した刹那。
「奴は何処だ?」
するとプルートはこのかのいる場所に向かっていた。
「なかなかやるえ…」
するとプルートは式神の相手に夢中になっているこのかを得意の居合いで斬る。
「あうううう…」
ドサッ。
「き、貴様ぁぁぁぁ!!」
このかを傷つけられブチギレる刹那。
「…急所は外しちゃたわね。まあいいわ。センパイと遊んでからゆっくりトドメを刺しましょう。」
そして刹那に向き直る。
「そんなボロボロの体でどうなさるんですか?」
刹那は残りの式神も技も出さずに簡単に斬り裂く。
刹那の怒りは頂点に達した。
「神鳴流…」
刹那の構えは百花繚乱の構えだった。
「その技はよく知っていますわよ?受け止めた後、返り討ちにしてあげましょう。」
プルートは受け止める体制に入った。
「秘剣 百花繚乱・極!!!!」
通常の百花繚乱とは比べ物にならないくらい大量の花びらが舞い上がっていた。
「なっ!?受け止めきれない!!」
プルートの剣は折れ、同時に彼女自身にかなりのダメージを与える。
「かはっ!…さすが強い……!!」
プルートはまだ生きているようだ。
「え~ん、カーロン。ここは逃げますわよ。刹那センパイ、また手合わせ願いますね。チュッ!」
プルートは去っていった。
「ふぅ…何とかしのいだか。そうだ!このちゃんは?」
このかのもとに向かう刹那、
「よかった…気絶しているだけか…とりあえず止血をしておこう」
自分の服を破りこのかの傷にあて包帯代わりにする。
「早くネギ先生達と合流しなければ。」
ボロボロになりながらもこのかを背負い、ネギのいる場所を探す刹那であった 。



チュドーン!!
爆煙が辺りを覆った。
ドドドドドドドーン!!
さらに強烈な衝撃が走った。
そこにエヴァンジェリンの姿があった。
彼女は日が高いと力を発揮できないというのにやけにテンションが高い。
彼女の周りだけ光が遮られ闇が渦巻いていた。
「アハハハハハハ、こりゃいいぞ!!学園長ののじじぃも少しはまともな術が使えるんだな。」
エヴァが学園長に施されたのは、闇を結集してエヴァの周りだけ夜になる特殊魔法だった。
さらにサウザンドマスターの呪いも一時的に緩和され、ほぼ本来の実力を発揮できる。
「おわるせかい。」
氷に閉じ込められた巨大な狼男型モンスターのアトラスが崩れていく、と思いきや崩れたのは氷だけだった。
「はぁはぁはぁ…く、くはははははは!その程度の魔法で俺は倒せんぞ!なははははははは!」
エヴァをバカにしたような笑いを響かせるアトラス。大地が揺らぐ。
しかし、エヴァは余裕の態度で澄ました表情で茶々丸に命じた。
「今だ、撃て!茶々丸。」
「了解しましたマスター、シルバーブレッド発射します。」
それはアトラスが苦手とする、銀の弾丸だった。銃はより強力なものに改造されている。
弾丸は見事アトラスのお尻の穴に。
かんちょー!
「あぎゃあああああ!!バ、バカな!なんで俺の弱点を知っている!?こんなことで、この俺がこの俺がー!ぎゃあああああ!!」
辺りにアトラスの断末魔がこだました。
エヴァは得意げになって言った。
「フッ、あっけない。お前はなかなか強いやつだよ。土星の衛星アトラス。だが少々おつむが悪かったようだな。お前の弱点を知るなど茶々丸の分析能力があれば造作もない。」
周りにいた他の敵たちも瞬時に吹き飛ばす。と、同時にカードの束が。
それらを回収したエヴァたちはネギと合流するため再び進み始めた。
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by konosetu | 2001-01-01 00:06 | 自作小説 | Comments(0)

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