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いけやんのお部屋なの~♪(^▽^)

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虹色の兄妹②

※以下性的描写あり。苦手な方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
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別荘に帰宅後、再び入浴し終わった花美は、畳の匂いが漂う和室で話の続きをする。そのいでたちは、薄手の緑色のパジャマだ。十分温まれたらしく、湯気がホコホコだ。
「ずっとアニキと一緒に居続けたいって思った。その気持ちは今も変わっていないよ。でも、大きくなるにつれて、どうしても一緒にいられる時間が少なくなっちゃって、寂しかった。そして気づかされちゃった。どんなに仲が良くても、ボク達はあくまで兄妹でしかいられないんだって」
「………」
「でも、この世界に来てからは、希望が持てた。だって兄妹同士でも大丈夫だもん♪」
シンフォニアにおけるイノセントタブーの規定は緩い。ある一定の条件を満たせば、近親者同士の関係も認められることがあるのだ。
「でも、アニキが他の女の子に取られちゃうって思うと、ボク、ボク……」
すすり泣く声が耳元で聞こえてくる。
「……知ってたんだ。美奈ちゃんのこと」
「ゴメン。見ていたの。見ちゃったの。2人がその、キスしているところ」
「………」
よりによって花美に見られていたなんて。芽吹はいたたまれない。花美がいかにショックを受けたのか、計り知れない。
「イヤ。ボク、アニキと離れたくない。離れ離れになったら、きっとボク、生きていけない。行っちゃいやだ、アニキ」
「ハナ……」
そう言って抱きついてくる花美。あの頃の小さくてやんちゃでかわいかったときの姿がダブって見える。ああ、立派な女の子に成長したなとつくづく思う。
そんな妹を優しく宥めようとした芽吹は、ふと気づく。立派な女の子に成長したということは……
風呂上りの彼女。上気した滑らかな肌。まだわずかに湿った髪。下着を着けていないパジャマ姿。柔らかいカラダ。あの風呂の中で見てしまった綺麗な裸体。今彼女を受け入れれば、あれが、自分のモノに……

ゴクリ……

いけない。いけない。決して抱いてはいけない欲情が復活してしまった。
「アニキ……」
花美が顔を上げて、潤んだ瞳を芽吹に向けてくる。
「やっぱりボクじゃダメ? 妹じゃダメ?」
涙が頬を伝っていく。

「ボクはイヤだよ。ワガママだって言うことは分かってる。もう子どもじゃないのに、子どもみたいなこと言って、アニキにも迷惑だって分かってる。ボクは、アニキを困らせる悪い子なんだ。だけど、だけど……ボクにはアニキが必要なの。離れたくない。ずっと一緒にいたいよ、アニキ、アニキ……」
花美の必死の懇願。もうこれが最後かもしれない。今兄を離してしまうと、永遠に彼を失ってしまう。手を伸ばしても届くことのない遠い場所へ行ってしまう。だから、もう離したくない。たとえ拒絶されたって、冷たくされたって絶対に離したくない。そんな想い。
「お願いアニキ、行かないで。行っちゃイヤ。ずっと一緒に―――」

不意に花美の唇が塞がれた。

「んっ、んん……」
驚きに目を見開く花美。一瞬、何が起きたのか分からない。だって、今自分の唇を塞いでいるのは、芽吹の唇で……
数秒の沈黙の後、ようやく唇が離された。
「んあ。ア、アニキ?」
「ハナ……」

もう一度唇を奪う。今度は花美も陶酔している。ほんのり頬を上気させた、切なげで儚げな表情。
もう愛しくてたまらなかった。小さい頃から金魚のフンみたいに自分の後をくっついてきていた妹。あんなにかわいかったハナが、いつの間にか女に成長していた。そのギャップに、芽吹は眩暈を覚えた。ああ、もう愛しすぎて、気がついたらキスしてしまっていた。理性がプツンと切れた瞬間だった。
「ハナがいけないんだからな。こんなにかわいいから。こんなに色っぽくて女らしい体になっちゃうから。もう我慢できなくなった」
「あ……」
花美をそのまま畳の上に押し倒す。欲しい、欲しい、この女が欲しい。いつか他の男にキズモノにされるくらいなら、自分で奪ってやる!
「ハナ……」
一瞬だけ、ほんの一瞬だけ昨日の美奈の笑顔が頭をよぎる。勇気を出して想いを告白してくれた彼女を傷つけてしまうことになる。本当にすまない。だけど、もう止められないんだ。そんな言い訳をすること約3秒。すぐに再び頭の中は、目の前の美少女のことだけで一杯になる。
「ハナ、ハナ、ハナっ!」
「アニキ……」
芽吹の大きくて温かい掌が、畳に押し倒された妹の胸の果実に伸びていった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


先ほど風呂で妄想したことを次々と実行に移していく芽吹。
その手に収まりきらない果実は、想像以上に柔らかく……
綺麗な肌は、石鹸のいい匂いがする。上気した首筋にそっと口付ける。
湿った髪をそっと撫でる。とてもサラサラしていて、ずっと撫で回していたい。

芽吹の気持ちはもう止まらない。止められない。妹の寝巻きを肌蹴させひたすら愛撫していく。そして、ゆっくりと着ているものを脱がせていく。どんどん露出していく綺麗な身体に、兄はどんどん欲情していく。

裸になった妹は、兄の温かさに包まれる。たくさん触られて、たくさん愛撫されて、たくさん恥ずかしいことをされて……すごく幸せになる。
最初は恥ずかしかったけど、次第に心まで裸にして、すべてを愛しき兄に委ねていく。その様子に、堪らなく気持ちを昂らせていく芽吹。

最初はぎこちなかった兄も、次第に心の中と体のすべてを裸にしていった。たくましい身体が、妹の柔らかい体を包み込む。
愛撫を加える度に悦びの声を上げて喘ぐ妹。なんだか嬉しくなってくる。
妹の青い果実に手を伸ばす。ピクッと反応した妹は、一瞬力を込める。しかし、すぐにその力を抜き、すべてを委ねる。熱く湿ったそこは、物凄い快感で悲鳴を上げていた。

もう、我慢できない。

「ハナ……」
「アニキ……入れてみる?」
遂に一線を越えてしまうのか。ああ、でももうそんなのどうでもいい。今ならもうなんでもしてやる。妹のまだ未開発の入り口にあてがう。今こそ杭を打ち込み、消えることのない痕跡を作るのだ。
「痛むかもしれないけど、我慢しろよ」
「大丈夫だよ。平気だもん」
入れるのにちょっとてこずる。しかし、ゆっくりと愛する兄を受け入れていく。わずかな抵抗が破られ、奥深くに杭が食い込んだ。その痛みは悦びに変わり、花美の全身を駆け巡っていく。

妹の中は物凄く気持ちがよかった。女の子の体がこんなにも温かいなんて。優しい気持ちになって、芽吹は妹を抱き寄せる。そして再び口付けをかわす。互いの唾液が混ざり合っていく。互いの全身の汗も混ざり合っていく。

痛い。だけど嬉しい。一見矛盾するかのようなこの2つの感覚に、花美は混乱する。ああ、大好きな、とても大好きな人に愛されているこの嬉しい気持ち。この痛みはその対価なんだ。そう思うと、痛いのもこの悦びの一部なんだ。そう実感する。

そろそろ芽吹に限界が近づいてきた。あまりの気持ちよさに、絶頂に登り詰めてしまいそうだ。でも、このままではダメだ。このままじゃ妹の中に……。最後にわずかに蘇った理性の欠片がそれを許さない。
「ダメッ、アニキ、行かないで。離れちゃイヤ!」
兄を放すまいと必死で脚を絡めてくる妹。愛しき妹。愚かなことをした。またこの娘を悲しませるつもりか。もうそんなことはしたくない。あのとき、悲しませてしまったから、この子は大怪我をしてしまったのだ。体にだけでなく、心にも……
最後まで責任を持って花美を愛する。これが今の自分の使命なのだ。

「あ、あぁ……」
あまりの快感にもう頭がおかしくなりそうだ。いや、もうとっくにおかしくなっているのかもしれない。幸せすぎて気持ち良すぎて、もう他のことなんてどうでもよくなっていた。大好きなヒト。愛するヒト。誰よりも大切なヒト。そんなヒトに抱かれて幸せの絶頂に……
「アニキ、アニキ、アニキ、うっ、うううあっ……!」
頭の中が真っ白になった。兄にしがみつきながら、思い切り身体をのけ反らせる。

「ハナ、ハナ、うっくっ……!」
気が遠くなるような感触。直後、愛しき妹の中で兄は弾けた。しっかりとその腕に、妹の身体を抱き締めて。
「好き、好き、大好き、アニキ、アニキ……」
うわごとのように繰り返すそんな妹の声を聞きながら、奥深くにたくさんこれでもかと放った。

流れ込んできた兄の想いの本流を花美はすべて受け止めていく。
それはどこまでも熱くて、優しくて、気持ちよすぎて……何も考えられない。

数分後、ようやく兄の身体がゆっくりと離れていった。でも、彼はすぐ傍にいる。花美は兄に抱きついた。兄は優しく抱き返してくれた。
(ボク、アニキのオンナになったんだ……)
この瞬間。花美はあらゆる世界で一番幸せな少女になっていた。そして、初めて自分が女に生まれてきてよかったと思った。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


雨上がりの朝。
雲の切れ目からあふれ出てくる朝の日差し。まだ湿った空気が漂う中、小鳥のさえずりが新たな1日の始まりを告げる。
それを合図に、芽吹は目を覚ました。
「あ………」
ここは芽吹の部屋。ベッドの中、すぐ隣で眠っている妹。シーツの下は、何も身に纏っていない裸身のはず。昨晩のことが頭の中に流れ込んできた。
そうだ、妹を抱いたんだった。正真正銘、血の繋がった妹。この世でたった1人の、この愛しき少女を。
あの後、彼女の希望で畳の間からこの部屋に移ってまた愛を確かめ合った。数日前から泊まっていたので、部屋は芽吹の匂いでいっぱいだった。花美はこの部屋で、何度も可愛らしい喘ぎ声を響かせた。
もう後には退けないところまで来てしまった。関係を持ってしまった以上、ちゃんと責任は取るつもりだ。

「ん、アニキィ…置いてかないでぇ…ムニャムニャ……」
そんな寝言をつぶやく彼女の手をそっと握り締める。僕はここにいるよ。その想いが通じたのか、彼女は僅かに目を開く。
「うにゅ……あ、アニキ。おはよー」
寝ぼけ眼を開いて、花美が微笑んでくる。
「うん、おはよう」
芽吹もちょっと照れくさそうに微笑みながら、そっと髪を撫でてやる。花美は子猫のように気持ち良さそうな表情を作る。
「よかったぁ。夢じゃなかったんだ。ボク、本当にアニキと……」
花美は笑顔を作る。
「アニキ、昨日はありがとう。すっごく気持ちよくて幸せだったよ」
その言葉に、芽吹は頬を染める。
「その、僕ももう無我夢中で……気持ちよすぎたから」
「えへへ、アニキも気持ちよかったんだね。よかったぁ」
「え?」
「だって、ボクだけが気持ちよくても意味ないもん。アニキも一緒に快感を分かち合わなきゃ。母さん、言ってたじゃない。嬉しいことも、悲しいことも、一緒に分かち合える相手を見つけるのが大事なんだって」
「……そうだな」
ああ、そうだった。自分達の父と母も、かなり特殊な結ばれ方をしたんだって聞いている。いろんな困難と、苦労がいっぱいあったらしい。それでも、それらを共に乗り越えてきた。だから、自分も、花美も、今ここにいることができている。
「ボク達も、父さんと母さんみたいになれるかなぁ……」
「なれるさ。いや、なるんだ。あの2人を超えるんだ」
その決意に満ちたまなざしに、花美の顔はまたもほころぶ。
「うん。てへへ♪」
そう言って抱きついてきた。大きな胸の果実がシーツからこぼれ出る。そしてそれが、芽吹の腕と胸に押し付けられる。
「あ……」
また、感じてしまった。
「アニキったら、またボクに欲情しちゃった? しょうがないお兄さんだなぁ。昨日の夜さんざん見て触って揉んで舐め回したのに……」
「だー! そんな恥ずかしいセリフどこで覚えたんだ!?」
「真央ちゃんが教えてくれた」
あんの、小悪魔天子。妹にこんな凄いことを教えてくれちゃって。今度会ったらどうしてくれよう。
「ね、アニキ。ココがまた元気になっちゃったね。どうしよっか?」
「うう、そ、それは……」
「こうすると気持ちいいんだよ♪」
「え、ああっ!?」
とんでもないことをしようとする花美に仰天。その大きな胸に、芽吹の大切な部分が包み込まれて……。なんというイケナイコトを。
「まさかこれも……?」
「うん、これも真央ちゃんから。それにしても、アニキのおっきいね。これがボクの中に入ったんだぁ」
まじまじと見つめる花美。そんな興味深げな視線に、芽吹の恥ずかしさが込み上げてくる。
「えへへ。じゃあ、イクよ♪」
「あ、うあぁぁぁぁ……」
ということで、昼近くまでイチャイチャと盛り上がってしまう兄妹なのであった。


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by konosetu | 2001-02-28 22:06 | 自作小説 | Comments(0)

はちみつ色の午後が過ぎてく はちみつ色の午後は何味?


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