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恐怖の洞窟

とらドラ! 第10話「花火」

恐怖の旅行!



旅行2日目の早朝、竜児と大河は昨日の作戦失敗について反省していました。また、昨夜に起きた怪奇現象にも悩まされていました。
今度はどうやって実乃梨を怖がらせようかと話し合うふたりの前に、突然北村が現れます。
北村に自分達が昨日の騒ぎの張本人だと知られて焦った大河は咄嗟に、じつは実乃梨はホラー好きで、その実乃梨を怖がらせて夏の思い出を作っているのだと嘘をつきます。
それを聞いた北村は、その作戦に協力すると言い出し、亜美にも協力するよう呼びかけます。

海で楽しむ一同。しかし、なかなかやってこない亜美を竜児が呼びにいくと、彼女はどうしてこんなイタズラをするのかと尋ねられます。それを言えない竜児は、亜美から協力を断れてしまいます。

やがて海へとやって来た竜児達は、作戦を実行すべくみんなで洞窟へ散歩に行くことに。そこには北村による3つの仕掛けが仕込まれていました。怯える実乃梨を引っ張りどんどん奥へと進んでいく5人。

しかし、竜児達は洞窟内を進んでいくうちに、北村の仕掛けとは無関係の“本物の恐怖”に遭遇。そこには女性の髪らしきものが…
北村、実乃梨、大河がどんどん奥へと進んでいってしまう一方、亜美は「くだらない」と先に帰ってしまおうとします。その後を追う竜児。
そんな竜児に、亜美は月のような竜児に太陽のような実乃梨は似合わないと言います。それに戸惑う竜児。そんなとき、実乃梨の悲鳴が木霊します。

慌てて駆けつける竜児達。北村によると、実乃梨が何かに連れ去られた模様。実乃梨を助けに行った北村まで…。
やけを起こした大河も突入すると、そこには得意げな実乃梨と北村が…

実は、実乃梨は幽霊やオカルトが怖いフリをしていただけでした。怖いフリをしていると、怖がらせてくれる人が出てきて楽しませてくれるのがいいようです。

夜。みんなで花火をしていると、実乃梨が竜児にどうして自分を驚かせようとしたのかと訊いてきます。竜児は実乃梨に幽霊を見て欲しかったからだと答えます。彼女はそれで納得した様子。

翌日、5人は地元に帰ってきました。旅行をとおし、竜児と大河の中に変化が…?


とまぁ、前回の終盤の怪奇現象の犯人は私も予想したとおり実乃梨と北村の仕業でしたね。実乃梨の方が何枚も上手だったようで。
でも、竜児と実乃梨の距離は少し縮まったのかもしれません。実乃梨も前日の幽霊の話を笑わず聴いてくれたと竜児の感謝していましたしね。
しかし、亜美は実乃梨のことを「太陽」に例えました。果たして竜児は実乃梨に近づきすぎてやけどしたりしないのでしょうか。気になるところです。

一方、大河は北村の傍より竜児の傍の方が居心地がいいみたい。そのことに本人も気付いたようですが…。北村への想いはどうなっていくのでしょう。

次回はもう秋で文化祭のようですね。
他のサイトによると、もう既刊9巻中第4巻の話まで消化したようです。だとすると、かなりのハイペースですね。
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by konosetu | 2008-12-04 16:42 | 電撃文庫作品 | Trackback | Comments(0)

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