悲しい過去との対決
悲惨な過去を繰り返さぬための戦い。
玲士郎の操る機巧魔神《翡翠》の攻撃を受けて操緒は消えてしまった上、悪魔である奏は捕らわれの身になってしまいます。
怒りに震える智春は、もう一度《黑鐵》を召喚しようと決意します。
そのためにトランクを取りに戻った智春の前に朱浬が現れ、科學部への入部を迫ってきます。そうすれば助けてやると。が、焦っている智春はこれをまともに取り合いません。
使い方もわからぬトランクを手に第一生徒会室に乗り込んだ智春だが、彼を止めようと現れたのは、玲士郎に取り憑いている哀音でした。
「悪魔を助けるために操緒さんを傷つけるのですか?」
哀音・玲士郎・玲子には悲しい過去があり、奏を滅ぼしてでも演操者と悪魔を引き離そうとする行動の裏には痛々しいほどの覚悟があったのです。
それでも、我が身を犠牲にして智春を救おうとする奏の姿を目にし、智春は奏を助けるための戦いを選びます。
玲士郎の部隊の攻撃を受ける智春達。智春はトランクを解放しましたが、出てきたのは朱浬の入部届けのみ。慌てて逃げ出します。そんな智春と奏の前に再び朱浬が。やむなく入部することにした智春達は、朱浬の助けを受けながら玲士郎の操る機巧魔神《翡翠》から逃げ惑います。
しかし、遂に追い詰められピンチに陥ったとき、操緒が復活し《黑鐵》が召喚されます。そしてあっという間に《翡翠》を撃破。寸でのところで《翡翠》の中で眠る哀音にトドメをさせるのを押しとどめました。
玲士郎は奏を保護するという朱浬に捨て台詞を残し、去っていくのでした。
哀音は生霊になっていた。すると、操緒もまた…?
今回は本格的に戦闘に突入しましたね。なかなか燃えるバトルだったではないですか。アクション、演出もさながら、機巧魔神の動きも緩慢ではありましたがロボットらしい迫力が感じられました。これはますますこの先期待できると思います。
悪魔である少女を助けるのは正しいのか。難しいところですが、智春にとって奏はもう友人であり恩人なのですからそんなこと関係ないのでしょう。
次回からは新展開になりそうですね。ようやくこの作品の世界観が理解できつつあるところですが、またキャラクターが一気に増えると大変そうです(^^;