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平和な世界で築かれた友情

StrikerS サウンドステージX(イクス)
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2時間を超える長編!
事件の果てに待っていたのは新たな友情。そして、別れ…。



ここ最近、ミッドチルダで連続殺人事件が発生していました。

この事件を担当することになったのは、ティアナ・ランスター本局執務官。捜査のため、臨時補佐官のルネッサ・マグナスとともにミッドチルダに降り立ちます。
そして現地の捜査部隊の一員であるギンガ・ナカジマと対面。旧知の仲である2人は再会を喜びます。
さらにティアナは港湾警備隊の特別救助隊員である親友、スバル・ナカジマとも久々の再会を果たします。

スバルはティアナと再会できたことを喜び、昔の仲間であるエリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエに連絡。
辺境自然保護隊で働く2人はちょうど都合が取れたので、スバルの家まで遊びに行くことに。

やっと休息の時間を取ることができたティアナは、スバルの部屋にやってきて、スバルと2人で思い出話に花を咲かせます。機動六課にいたときは楽しかったと。
さらにスバルは新しい家族や仲間の写真も飾っていました。

そんな間にも事件は影で進行していました。

スバルと仲間のアルト・クラエッタはエリオとキャロと久々に再会。街に繰り出し食事をすることに。
その最中、ホテルで大規模な火災が発生。スバル達は休日返上で応援に向かうことに。

火災現場ではとある男が連続殺人犯であるマリアージュにイクスの居場所を脅されつつ訊かれていました。
男がトレディア・グラーゼという人物の居場所を話すと、マリアージュは去っていきます。
入れ違いにスバルが救出にやってきますが、その目前で男は原因不明の力によって自殺させられてしまいました。
一方、マリアージュと対峙するティアナ。捕縛魔法を決め、マリアージュを拘束するティアナ。ところが、マリアージュは自分は所詮1人の兵士でしかないと言い残し、自爆してしまいました。

より事件の複雑さを感じ取ったティアナは、事件の早期解決を改めて誓います。

一方、目の前で命を救えなかったスバルは落ち込み、救助隊の仕事の難しさを改めて噛み締めていました。
上司のヴォルツに励まされ、元気を取り戻したスバル。
スバルが帰宅すると、エリオとキャロが料理を用意して待っていてくれました。

一方、ティアナとルネッサも休息のひと時。ティアナはこの事件が終わった後もルネッサに補佐官でいて欲しいと頼みます。が、ルネッサは故郷に帰るかもしれないからと言葉を濁します。
ルネッサは自分が生まれた紛争の世界に比べれば、この世界は平和だといいます。ティアナはこの世界は本当に平和なのかと疑問視しますが、ルネッサの目から見れば、希望に満ち溢れた夢のような世界だとのこと。

無限書庫にて。
ティアナの調査協力依頼で聖王教会からやってきていたオットーは、司書を務める高町ヴィヴィオを出迎えます。ヴィヴィオは辺境世界マウクランにいるアギトやルーテシアの助言も受けつつ、持ち前の検索魔法で多くの資料を調査していきます。
そこでマリアージュやイクスヴェリア、そしてトレディア・グラーゼという人物の情報が少しずつ明らかになってきます。トレディアという人物は、3年前の大規模テロ事件、J.S事件の首謀者ジェイル・スカリエッティと面識があったようです。

それを受け、ギンガとチンク・ナカジマはスカリエッティに会いに行きます。スカリエッティから次々と明かされる事実。トレディアは4年前に死亡していました。
そんなとき、再び緊急コール。遺跡も存在するという海の上に建築されたレジャーランド、マリンガーデンで大規模火災が発生したというのです。

スバル、臨時協力のエリオ、キャロ、そして「N2R」のディエチ・ナカジマ、ノーヴェ・ナカジマ、ウェンディ・ナカジマが火災現場で救助活動を開始します。
エリオがマリアージュ軍団と交戦中、スバルは1人の少女を発見します。助けようとした途端、天井が崩落。スバルは少女を庇って負傷してしまいます。
少女の声で目を覚ましたスバル。少女は探していたイクスヴェリアその人でした。最初はマリアージュを生み出してしまう自分はこの世界にいてはいけないとスバルの救出を拒みますが、スバルはしっかりとした意志でイクスを助けると宣言します。

一方、独自にマリアージュを追っていたルネッサは、ティアナが遠くにいることを確認すると、怪しげな行動を開始。マリアージュの状況を確認すると、イクスを探しに行こうとします。
が、背後から銃撃。幻術を使っていたティアナの本体が放ったものでした。
拘束されたルネッサはトレディアを親として、同志として慕っていました。ルネッサはトレディアの遺志を継ごうとしていたのです。

ティアナは急いでスバルの元へ。ウェンディと合流したティアナは、スバルの行動を的確に読み、援護に向かいます。
負傷した上、マリアージュと交戦し疲弊したスバル。それでも天井を打ち破らんと大技を繰り出そうとします。
そこにティアナが近くまで到着。茜色の光を収束させた『スターライトブレイカー』を放ち、スバルの進路を確保。スバルはウイングロードで無事脱出を果たしました。

ルネッサによるマリアージュ事件は大きな波乱を呼びました。連続殺人はトレディアの生存を匂わせるためと捜査のかく乱や証拠隠滅のため。
管理局やティアナの責任問題も取り沙汰されましたが、事件を未然に防いだことを考慮され、処分には至りませんでした。

数日後、意識を失っていたイクスが目を覚ましました。喜んで会いに行くスバル。が、イクスはすぐにまた昏睡状態に陥ることが分かっていました。今の技術ではどうしようもないとのこと。
元気そうなイクスと対面したスバル。イクスはヴィヴィオとの通信を楽しみ、そしてスバルとも穏やかなひと時を過ごします。そしてスバルに付き添われ、イクスは静かに眠りに就きます。次に目覚めるのはいつになるかも知れずに…。

スバルはイクスのことをティアナに報告。しかし、いつまでもくよくよしていられないと、元気を取り繕うのでした。
こうしてマリアージュ事件が終わりを告げました。
スバルは青空を見上げるたび、イクスのことを思い出すそうです。話せたのは短い間だったけど、彼女にとっては大切な思い出になったのでした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「リリカルなのはStrikerS」から3年。第3期で初登場したキャラ達が成長した姿を見ることができ、かなり満足できました。これで映像があったら完璧だったのですが、まぁ、そこは劇場版の制作をがんばってもらうということで。

全体的にティアナ中心、終盤はスバル視点のお話となりました。2人の友情はいつになっても強固ですね。そして仕事の上でも組めば最高のパートナーといえるでしょう。そこにエリオやキャロ、かつてのナンバーズなども加わり、より頼もしくなりました。今回はヴィヴィオやルーテシアまでもが間接的にですがサポート役に。
普段は別々の場所で過ごしている彼ら。それぞれだけでも頼れる存在に成長しましたが、集結することにより、かなり強力なチームとなりました。

シナリオは最後は切ないものとなりました。イクスとせっかく出会えたのに、すぐにまた別れ。イクスの存在はスバルやヴィヴィオに何を残したでしょう。イクスが次に目覚めるのはいつになることやら。10年後かもしれないし、また1000年後になるかもしれないといいます。きっと奇跡が起きて、スバルやヴィヴィオと「再会」できることを祈りたいものです。


スバル・ナカジマ
引っ込み思案なのに頑固者なところは変わっていませんね。大食いなところも、ティアナ好き好きオーラが出ているところもw
「安全なところまで一直線」の精神は、第3期エピローグのときから変わっていませんね。
『振動拳』は音声だけですが迫力満点!

ティアナ・ランスター
やはり恥ずかしがり屋で、意地っ張りなところは変わっていません。が、若干大人の余裕が出てきたのか、ツンデレの「ツン」が抜けて丸くなったような印象も受けました。
かつての師から受け継いだ『スターライトブレイカー』は、ここに来てようやく使用されました。できるなら目に見える形で使って欲しかったです。想像で補完したいと思います。

エリオ・モンディアル
辺境自然保護ということで、生物の保護や密猟者との戦いの日々を送っているようです。男子ということで、成長も著しいようですね。

キャロ・ル・ルシエ
エリオと同じく自然生物の観測・保護・記録が仕事。学士でもあるようです。エリオとはずっと仲良くやっている様子。将来が楽しみなところw

ヴォルツ・スターン
やはり前線に出て頑張る人はその力の衰えも早くなってしまうのでしょうか。それでも優秀な指揮官であるのは、現場を経験した人だからこそでしょう。

ルネッサ・マグナス
ティアナの新たなよきパートナーとなるかもしれなかっただけに残念…。
子どもの頃から兵士だった彼女。紛争地帯(世界)はどこにでもあるんですね。行き場のない彼女の悲しみは永遠に消えることはないのかもしれません。

高町ヴィヴィオ
元気に成長中。少しまだ幼さが残り、司書として頑張る様子は健気。でも、一人前になれるのも近いかもしれません。

チンク・ナカジマ
体は小さくても頭脳は大人w
残念ながら今回は現場での活躍のシーンがありませんでした。惜しいものです。
でも、彼女は今の生活を満喫している一方で、監獄にいる姉妹や生みの親のスカリエッティのことも気にかけている様子。彼女はずっと一番複雑な心境に立たされているのかもしれませんね。

ノーヴェ・ナカジマ
スバルやギンガとは実際の血縁があるだけにいろいろ似ているんですよねぇ。かなり意地っ張りな印象を受けますが、自分に優しくしてくれる人には弱いのでしょうか。

ディエチ・ナカジマ
穏やかな性格は変わっていません。

ウェンディ・ナカジマ
ノーヴェと組むことが多いようですが、明るい性格のためか、スバルはもちろんティアナとも親交が深いようです。

ちなみに姉妹の順序はギンガ→チンク→ディエチ→スバル→ノーヴェ→ウェンディとなっているようです。

アルト・クラエッタ
今はギンガと同じ陸士108部隊にいるようです。ヘリ操縦の腕前はまあまあ…?
スバルの先輩に当たりますが、対等に仲良し。

ヴァイス・グランセニック
機動六課時代はヘリパイロットでしたが、今回は狙撃手として登場。腕前は落ちていないんでしょうね。

ギンガ・ナカジマ
仕事では捜査官として、ナカジマ家では6人姉妹の長女。公私共に忙しそうです。

ゲンヤ・ナカジマ
娘が2人でも6人でも変わらない、ってかw
まぁ、6人とももういい歳した大人ですしね。

カリム・グラシア
教会組のボスww
今日も平和な聖王教会を治めてくれています。

シャッハ・ヌエラ
今回はセインと巡礼者の旅先案内人を務めます。セインの扱いは心得ているようです。

セイン
修道士シスターとして修行中。ハードな巡礼紀行がなければ、教会暮らしは肌に合う様子。だらしないと思いきや、実は気が利く優しい一面も。
ここだけの話、声が「ひだまりスケッチ」の宮子に聞こえたw

オットー
執事として教会に仕えています。え、執事?( ̄▽ ̄;)

ディード
寡黙で清純そうな彼女なら、シスターという職業はピッタリなのではないでしょうか。

アギト
八神家の一員として充実した毎日を送っている様子。シグナム、シャマルは呼び捨て、ヴィータのことは姉御と呼んでいました。

ルーテシア・アルピーノ
辺境世界マウクランにて生活。更生組のナンバーズ一同やエリオ、キャロ、ヴィヴィオとも仲良くやっているようです。彼女が完全に自由になれるのはいつになることやら。

ジェイル・スカリエッティ
相変わらず何を考えているのか分からない不気味さを持っているマッドサイエンティストぶりですが、あの戦いで死んだドゥーエのことを気にかけるという一面も。

ウーノ
相変わらずスカリエッティに献身的なところは変わっていないようです。どこまでスカリエッティと話すことが許されているのかは分かりませんが、彼女は生きている限りスカリエッティについていくのでしょうね。

トーレ
年長者の意地か。あくまで更生の意思は突っぱねていますが、妹達のことは気にかけているようです。

クワットロ
相変わらずの危険思想の持ち主。伝説の魔王様のキツイお仕置きを受けても反省の欠片もなし。もしかしたらスカリエッティ以上かもしれません。最近太ったらしいですが、元には戻ったらしいです。獄中では健康管理とかはどうなっているんでしょうかねぇ。

セッテ
今回は登場せず。
3年前の事件の関与度が薄かったことが考慮され、最近では更生への働きかけが行われているといいます。
彼女もただただ言われるままに戦っていただけっぽいですし、ゆくゆくはナカジマ家か教会の方に…と考えたいものです。

以上、人物ごとのコメントでした。


エンディングは川田まみさんが歌う「My Friend」。
今回の物語を象徴する歌詞でした。各地に散らばるみんなも友達。そしてスバル及びヴィヴィオとイクスもまた友達なのです。

以上、あらすじ及び感想・考察を終わります。

参考:パズライズ日記 StrikerS サウンドステージX 魔法・用語辞典
    StrikerSサウンドステージイクス - NanohaWiki

久々に「リリカル」の世界に触れられてよかったです。
最後に、劇場版の成功を切に祈っています。
そして間もなく漫画化される「Force」や「ViVid」が、いずれテレビアニメ展開に繋がってくれることを祈りたいです。
Tracked from ひびレビ at 2010-03-19 20:47
タイトル : サウンドステージX
「Strikers サウンドステージX」をようやく買いました。Vividでイクスが出てたので、どのような経緯でああなったのか、ちゃんと知っておきたかったので購入。 魔法少女リリカルなのは3期と4期の間の話。けれどもタイトルに「なのは」はなく「Strikers」のみ。活躍するのは主にスバル、ティアナ、エリオ、キャロの4人。それとナンバーズやアルト。マリアージュと呼ばれる生体兵器や冥王イクスヴェリアの関係が描かれている作品でした。前半ティアナで、最後付近はスバルメインかな。 エリオがかなり成長している...... more
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by konosetu | 2009-05-05 19:10 | 魔法少女リリカルなのは | Trackback(1) | Comments(0)

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