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再び起きた悲劇

アスラクライン2 EX017「生け贄の名を喚ぶ代償」

またも失われる命。



智春は暮海崎の地下遺跡でGDの里見恭武に襲われ、「黑鐵(クロガネ)」を召喚できないままアニアを連れ去られてしまいます。
智春の兄・直貴と思われる人物に救われた智春達。

その後加賀篝(かがかがり)達の元で意識を取り戻した智春は、クルスティナと琴里(ことり)が加賀篝に協力している理由と、彼ら3人が払っている大きな犠牲を知ることに。
機巧魔神を使うたびに消耗する副葬処女(ベリアル・ドール)の魂。非在化が進む契約悪魔の体…。

副葬処女を救う技術を求め、遺跡の奥へと向かう一行。
加賀篝は機巧魔神「薔薇輝」を召喚し、技術の詰まったトランクを回収しようとしますが、消耗したところに里見率いるGDが攻撃を仕掛けてきます。

契約の代償として加賀篝の愛情を犠牲にしてきたクルスティナ。身を挺して人質にされたアニアを救い出し、アニアの腕の中で消滅していきました。
さらに加賀篝を庇い、琴里までもが消滅。
怒った智春は戦うことを決意し、遂に黑鐵を召喚。里見の機巧魔神・蒼鉛(ビスマス)を捻じ伏せ撃破します。
そこに氷使いの悪魔・鳳島氷羽子が現れ、蒼鉛にトドメを刺し、トランクを回収していきました。

すべてを失った加賀篝は、これまで集めたデータを智春達に託します。

帰途に着いた智春達。奏は「幸せだった」というクルスティナの伝言をアニアに伝えます。
涙を流すアニアを、智春達は励ますのでした。


哀音のときとは違い、今回やられたのは悪の一味。その末路というわけで、自業自得といえなくもありません。
とはいえ、悲しい結末であったのは確かで、同情できなくもありません。愛するもののために命を投げ出した2人の女性。彼女達が幸せだったのなら本望だったことでしょう。

強い力を得るためにはそれ相応の対価・代償が必要。その法則はどんな世界に行っても同じこと。
智春、操緒、奏の未来は果たして…。
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by konosetu | 2009-10-27 00:35 | 電撃文庫作品 | Trackback | Comments(0)

はちみつ色の午後が過ぎてく はちみつ色の午後は何味?


by konosetu