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聖なる夜の戦い

そらのおとしもの 第13話(最終回)「空の女王(オトシモノ)」

ただ、友のために…



シナプスから2人のハーピーが刺客として送り込まれてきました。
彼女達の口車に乗せられたニンフは、イカロスをおびき寄せる行動に…。

クリスマスパーティの準備の最中、イカロスは智樹に別れを告げ、空へと舞います。
きっと戦いになる。兵器としての本性を現すと智樹に嫌われてしまう。しかし、その覚悟をしてニンフに会いに行ったイカロス。

イカロスは、ニンフがイカロスを連れ戻そうとしているということを知っていました。
ニンフがイカロスにシナプスへ帰るよう説得している最中に、2人のハーピーがイカロスを不意打ち。
傷ついたイカロスにトドメを刺そうとするハーピー達を攻撃するニンフ。しかし逆襲に遭い、散々殴られ両翼をもぎ取られてしまいます。

それに怒ったイカロスは戦闘モードを開放。駆けつけた智樹達に姿を見られたものの、智樹は兵器であるイカロスが嫌いなのではなく、イカロスが兵器なのがかわいそうだと思っただけだといいます。
ニンフを助けて欲しいと智樹に頼まれ、イカロスは奮起。「ウラヌスシステム」を駆使し、絶大な戦闘力を発揮。ハーピーらを撃退します。
一方で、智樹達も危険を顧みずニンフの鎖を断ち切り、シナプスの呪縛から解き放つことに成功しました。

戻った平穏。広い空からは白い雪が降ってきて…。


神回だ…。最後の最後で神展開だぞぉぉー!(^O^)/
これまではほとんどバカアニメ(いい意味で)を貫き通してきたこのアニメ版ですが、最後はさすがにほぼシリアス一筋。ほんと、いい意味でやってくれました。綺麗な終わり方。

イカロス、超かっこええ~~!!
凄まじい戦闘力! もはや怖いものなしですわw
どうやら「ウラヌスシステム」とやらはアニメオリジナルのようですね。超ド派手な砲撃。燃えましたよ!
撃退したのはあくまで下っ端。大元を倒していないので、根本的な解決には至っていませんが、まだ物語を続けられそうな終わり方なので、これはこれでいいでしょうね。

ニンフはマジでかわいそう(;_;)
大事な翼をもがれてしまいました。もう生えてこないのかな。イカロスはすぐに再生しましたけど…。
しかし、それと引き換えに智樹達の活躍で自由を手に入れることができました。マスターに虐待され、生まれてこの方幸せを感じたことのない彼女が、初めて幸福を感じたときでした。人の温かさを実感できるようになったんですねぇ。
これまでは騙し騙しで智樹達と付き合ってきたという感じでしたが、これからは心から彼らと接することができるのではないでしょうか。
ただまぁ、智樹達にデレモードになるシーンが前倒しになったので(原作では翼をもがれる一件の後)、そこはちょっと気になったかな。とはいえ、私はまだ原作に目を通していないので(持っていますけど)、決定的な問題ではないと思います。

いつもは漫才やってる智樹達も、今回はさすがに奮闘。そはらはイカロスやニンフのことを大切な友だと思っているようで。基本的にいつもはシリアスなシーンに絡んでこない美香子にすら見せ場がありましたねぇw


評価です(各項目10点満点)
○ビジョン:9点――相当質が高かったと思います。ギャグが主でしたが、かなり面白いと思わせてくれる演出がたくさんありました。下手に修正をかけたりせず、見せられる範囲で最大級にお色気を醸し出した感じです。相当な力作。最後の戦闘シーンもすごかった!
○キャラ:8点――なんというか、みんないい味出していましたよw 中でもイカロスの天然ボケっぷりと、智樹の欲を隠そうとしない変態っぷりが素敵過ぎましたw
○シナリオ:7点――ギャグの話は、もうとにかく爆笑の連続でしたw もうなんとかしてくれ、このバカアニメw(もちろん、いい意味で) ただ、原作のエピソードを時系列無視で詰め込みすぎた感はあります。そのお陰でギャグとシリアスのバランスがよくなったのですが、ニンフの感情の動きがやや不自然になったという一面もあるような。
○燃え:7点――基本はギャグでしたからね。でも、たまにある戦闘(シリアスはもちろん、ギャグがかった戦いも)がかっこよかったです!
○萌え:10点――グッジョブ! 萌えやお色気のために存在する作品といっても過言でない。
○意外性:10点――空飛ぶパンツとか、パンツロボとか、爆発とか、覗きとか、全裸とか、大暴走とか…。もうたまらん。大爆笑でしたww
○歌・曲など:9点――OP好きです。EDは毎回曲が変わり(しかも懐かしい曲のカバー)、画面も丁寧に作りこまれていました。BGMもお話を盛り上げてくれるものが多かったです。
○熱中度:9点――原作、揃えました。DVD、買い始めました(通常版ですが)。完全に虜ですw
○オススメ度:8点――萌えやお色気が好きな人になら大いに勧められます。そういうのが苦手な人はダメでしょうね。見る人をかなり選ぶ作品でしょうが、受け入れられる人には大いに喜ばれるでしょう。
○全体:9点――かなり上級の作品だと格付けしてもいいでしょう。ギャグの話は、もうとにかく爆笑の連続。空飛ぶパンツとか、爆弾パンツとか、覗きとか、全裸とか、女体化とか、大暴走とか…。素敵な「バカアニメ」をありがとう! シリアス話もほどよい程度。割合的には「8:2」って感じかな。ちょうどいいくらいかと。

MVP:イカロス
ニンフと迷ったのですが、やはり序盤からトラブルの種になったり、智樹のことで悩んだりする彼女が可愛かったのでチョイス。タレ目の天然ボケ。その実態は凄い戦闘力を持つ戦士。そんなギャップも含めて素敵だなと思いました。何より、私の好きな翼キャラですしねw
声優さんもマル。平常時とシリアス場面・戦闘時と、声音がうまく使い分けられていました。同じく空から落ちてきた「セキレイ」の巨乳ヒロインとも声同じですしw

イカロスよ、ニンフよ、そして智樹よ、面白い世界をありがとう!
これからも仲良くやっていってくれ!(^-^)b

最後に、DVD版のさらなる修正に期待しています。最終回はシーンが追加されるようです。さらに追加エピソード第14話も収録されるようなので楽しみに待っています。
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by konosetu | 2009-12-30 00:45 | アニメ2005~2010年 | Trackback | Comments(0)

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