天使の鼓動
SSSの卒業。この世界からの新たな旅立ち。
戦いを終えて目覚めたゆりのもとに、音無、日向、奏、直井が集まっていました。
ゆりは奏から既に葛藤がなくなっているのではと指摘されます。戦線のリーダーとしての務めを終え肩の荷が下りたのか、女の子っぽくなったゆり。
他のみんなはすでにこの世界を旅立っていました。
岩沢の最後の曲を口ずさみむ奏。5人が向かった先は、手作りの卒業式会場…。
5人だけの卒業式が行われます。
まずは戦歌斉唱。作詞・立華奏。どう聞いても麻婆豆腐の歌で、場が和みます。
歌を唄ったり、「えへん」と胸張ったり、笑顔を見せたりと、奏に明らかな変化が見られます。
卒業証書授与、卒業生答辞、仰げば尊しを唄い、式はつつがなく終了。
直井は涙を流しつつ音無に改めて感謝の言葉を告げ去っていきました。
ゆりはこれまでのことを奏に謝罪。せっかく仲良くなれたのに時間がないのを惜しみつつ去っていきました。
そして日向は親友・音無に別れを告げ、ユイに会えることを願いつつ旅立ちます。
それを見送った音無と奏は外に出ることに。
外に出た音無は、夕焼けの中。
「ここに残らないか?」
理由は、またゆりや日向のような人間がここに来たとき、迎え入れられる者がいた方がいいから。
さらに音無は、秘めていた気持ちを遂に吐き出します。
音無は奏に大好きだと告白。しかし奏は何も言いません。言ってしまったらここから消えてしまうから。奏が心残りだった事とは「音無にありがとうを言うこと」だったのです。
実は奏は音無の心臓を移植されて生き長らえた女の子。
恩人に感謝を伝えられなかったから、今までここにいたのです。だから学校生活を満喫しても消えることがなかった。彼がそうであると気づいたのは最初に会ったときの一刺し。音無には心臓がなく、また音無の記憶が蘇ったのは、奏の胸の上、心臓の上で寝ていたから。
「生きることは素晴らしい」
音無が信じてきたことを、信じるためにも奏はもう一度さっきの言葉を聞かせて欲しいと願います。言ったら奏が消えてしまう葛藤を抱えながらも、音無は再度愛していると告白。
「奏、愛してる。ずっと一緒にいよう」
「愛してくれてありがとう。命をくれて本当に…ありがとう」
奏は音無に感謝しつつ旅立って行きました。
音無は涙を流し号泣。
人々が行き交う別の世界。出会った2人は……
いつの間にかみんな去っていっていましたね。あっけなさ過ぎて寂しい。最後のシーンが実質戦闘シーンだったので、戦死したみたいな感じですなぁ。何のためにいたのか分からないようなメンバーもいて非常に残念です。やはりキャラが多すぎたのではないかと。
これだけのキャラを出すなら、物語的にもやはり2クール欲しかったですねぇ。
ゆりの可愛いところが見られましたね。素敵な照れ顔です。今頃点数稼ぎしても無駄とかいう意見もありますが、私はそんなことないと思います。奏と最後の最後に仲良くなれたのは本当によかった。
奏を敵と決めつけて一方的に攻撃してきたゆり。どんな仕打ちを受けても、自分の殻に閉じこもり何も口を開かなかった奏。少し話し合えば分かりあえたはずなのに。仲間に、友達になれたはずなのに。分かり合えないままサヨナラは悲しかった。この和解が今回の私の心に最も響きました。
天使こと奏は麻婆豆腐の歌を作ったり唄ったりw
えへんと胸を張ったり、満面の笑みを浮かべたり。明らかな変化が見られました。
彼女も最初からこんな笑顔ができていれば、SSSと対立することはなかったかもしれません。
傍から見れば無表情で無感動な彼女は誤解を受けやすかったのでしょうね。本当に無意味な戦いをしてしまっていたと思います。
最後の最後にようやくゆりと分かり合えてよかったです。もっと早かったらと思うと残念でなりません。
そして最後に明かされた作品タイトル「Angel Beats!」の意味。音無の心臓を受け継いでいた奏。「天使の鼓動」は音無のものだったんですね。お礼を言いたかった相手である音無に奇跡的に会えてよかったですねぇ。彼がこの世界に来られたのは本当にたまたま彼が記憶喪失になっていたからのようですし。
日向と音無のハイタッチはよかったですね。日向が主役でもよかったくらいではないでしょうかw
ユイとまた出会えるといいですね。
音無「ここに残らないか?」
…はい? 音無君、君は何を言っているのかな(^ω^#)
これからこの世界に来る後輩のためだなんてただの方便で、ただ単に奏と一緒に、永遠にこの世界でチュッチュッチュッチュし続けたいだけなんじゃねーか、ああん!?
こういう意見多いですねw
私も音無君のポイント下がりました。
彼ね、仲間達の成仏の件でも厚意でやったんだろうけど、やはり押しつけがましい感じがしたんですよね。決して悪い奴ではないのですが、1人で独断専行しすぎ。
今回も奏自身の気持ちより突っ走って「残ろう」と言いだしちゃった。それも世話になったゆりや親友の日向が去ってから。彼らが邪魔者だったといわんばかりです。
結局奏は彼に願いを叶えてもらって旅立てたわけですが。奏が去った直後の音無の腕を空回りさせるアクションが妙で笑ってしまった(^^;
○この世界に来るなら、奏より音無の方が先じゃないとおかしくないか?
○この世界に来たのに、音無に心臓がないままなのは、ユイがこの世界で健康体だった事実と矛盾する。
○ってか、自分が消えるタイミング自分で決められるのかよww
いろんな意見がありますね。
確かにツッコミどころ満載な作品だったと思います。
評価です(各項目10点満点)
○ビジョン:9点――非常に綺麗な、洗練されたクオリティでした。好みの差でちょっとだけ減点しましたが、完璧に近いです。
○キャラ:7点――どうしてこんなに大勢出したのだろう…。メンバーの大半は「いるだけ」のような気がしました。実際そういう役割しか与えられていなかったキャラもいるんでしょう。覚えるのが無駄に大変なので、名無しキャラでよかったのではないでしょうか。でも、スポットが当たったキャラに関してはなかなかいい味が出ていたと思います。天使ちゃんこと奏、ユイ&日向、ゆり、直井、退場は早かったものの岩沢など。TKや竹山、椎名、遊佐もキャラクターはよかったので、もっと掘り下げて欲しかったなぁ。
○シナリオ:6点――ギャグとシリアスのバランスはよかったと思います。あくまでバランスは。やはり、やはり尺が足りなかった印象です。せっかくいい世界観があったのに、展開が凄く駆け足でした。もっとゆっくりキャラクターにスポットを当てて、大筋の物語を進めつつフラグを少しずつ立てていき、情報も小出しにして欲しかった。作者側は何を視聴者に訴えたいのか、理解するのに時間がかかりました。ひょっとしたら、今でも理解しきれていないのかもしれません。非常にもったいないです。
○燃え:5点――戦闘シーンは迫力ありました。ただ、「死なない」という設定やギャグを交えたりしたせいで、あまり緊迫感がありませんでした。
○萌え:8点――天使ちゃんマジ天使! ユイ、可愛いよ、ユイ☆
○意外性:10点――意外の連続でしたね。なんだかんだで毎回何が起きるのか期待していました。
○歌・曲など:10点――主題歌も挿入歌も名曲揃いですね。作品にマッチした静かな音楽も雰囲気を盛り上げてくれました。
○熱中度:9点――最初の頃はそうでもなかったのですが、展開はどうあれかなり惹き付けられた作品には違いありません。
○オススメ度:7点――いろんなことがたった13話に凝縮されている作品。大作には違いないので、アニメファンには一度は見て欲しいです。
○全体:7点――ストーリーだけなら5点。前述した理由であまりにもったいないできでした。部分部分で見るとギャグが面白かったり感動したりはありました。後の2点はキャラクターが魅力的だったところ。奏とユイが2強ですわ。ゆりもリーダーから解放されてようやく魅力が感じられるように。とにかく、見た甲斐は十分あったと思います。楽しい時間を過ごさせてもらいました。
MVP:立華 奏(天使)
個人的にはユイ派なのですが、やはり奏でしょう。「天使ちゃんマジ天使」というキャッチフレーズまでファンの間で出来てしまったくらいですから。感情表現が苦手で独り寂しく過ごしていた天使ちゃん。好物は麻婆豆腐。こちらも麻婆豆腐が食べたくなってきちゃう。終盤ではSSSの仲間になり、翼まで生やして名実ともに天使となりました(実は天使じゃなかったけど、でもそんなの関係ねぇ)。
これで終わってしまうのは本当にもったいないお話。
ぜひ、続編やスピンオフ作品などを作って欲しいと期待しています。
ありがとうございました!(>ω<)ノ






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