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過去の傷を打ち明けられる人

オオカミさんと七人の仲間たち 第6話「おおかみさんと赤ずきんちゃん、ついでに亮士くん」

オオカミさんの信頼を得れば――



鬼ヶ島高校に乗り込んで以来、元気がない涼子。どうやら昔あった羊飼との因縁を思い出してしまった様子。

亮士は涼子のことが心配で、昔彼女に何があったのか林檎に訊いてみます。が、林檎は涼子の信頼を得て直接本人に訊けと言います。

傷を抱えて転校してきた涼子は、いつも孤独で誰も寄せ付けない雰囲気を醸し出していました。
彼女が風邪を引いて学校を休んだ時、届け物をした林檎は、眠っている涼子の悲痛な心の叫びを耳にします。
涼子を看病した林檎。涼子は最初こそ拒絶していたものの、徐々に林檎が傍にいるのを容認するようになります。

自分は強くならなくてはいけない。自分の体に鞭打って体を鍛えようとする涼子ですが、ボクシングジムのおやっさんに、一朝一夕で手に入れられる強さなんて脆いものだと忠告されます。が、涼子はそんな強さでも手に入れられればいいと自棄になります。

恐喝現場を目撃した涼子は不良達に立ち向かっていきますが、返り討ちに遭ってしまいます。

林檎の機転で難を逃れますが、どうしてあんな無謀なことをしたのか林檎に注意されます。
立腹する涼子ですが、林檎は友達になってもっと涼子のことを知りたいと告げます。自分も涼子と同じく孤独を抱えているから。でも、逃げてばかりの自分とは違い、涼子は強くなろうとしている。そこに林檎は惹かれたのだといいます。
林檎は決して裏切らず、ずっと涼子の傍にいると宣言。

こうして2人の距離は縮まり、次の日から2人は同居を始めました。
そしてお互いの過去もしっかりと教え合い…。

視線恐怖症の亮士。その分、彼は人を観察する力量がありました。人を寄せ付けない鋭さがあるものの、陰では優しいところもある涼子に徐々に惚れていきました。
もっと涼子のことをよく知りたい。彼は涼子の全てを包んであげられる男になると、改めて涼子に宣言。

朝と様子が違い、涼子が上機嫌になったと感じ取った林檎。涼子もまんざらではなかったようです。


どうやらオオカミさんにはよほどの心の傷があるようですね。
そんな彼女のデリケートな話を簡単に他人に打ち明けない林檎。しっかりしていますね。これでこそ真の親友といえますね。
果たして亮士も涼子に全てを打ち明けてもらえるほどの信頼を得ることができるのか…。ヘタレに見えてしっかりしているところもありますし、時間はかかるでしょうが可能でしょうね。
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by konosetu | 2010-08-12 14:41 | 電撃文庫作品 | Trackback | Comments(0)

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