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アニメ化問題

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第8話「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」

喜ばしいことのはずが…



桐乃のライトノベル「妹都市」が好評につき、アニメ化の話が持ち上がりました。その打ち合わせに、桐乃は黒猫&沙織について来て欲しいと遠回しに言います。付き合うことにした2人。特に黒猫は、桐乃の担当者である伊織・フェイト・刹那という人物に興味を持ったようで…。

スタッフとともに打ち合わせが開始されます。桐乃は自分で書いてきたメモの内容を次々披露。声優リスト、毎回曲を変える、エンドカード、デザイン…様々な案を語りました。
が、桐乃の考えている通りにはならない、というのがスタッフの意見。アニメオリジナルを加えた1クールで放送は5か月後。曲は変えられないので本編を頑張る、声優さんにもスケジュールがあるという理由。さらに主人公である女の子を、なぜ妹達が好きになるのかを突っ込まれる桐乃。それに上手く答えられず、主人公を青年にすると言われてしまいました。
その夜、寝込んでしまった桐乃。

京介が沙織や黒猫に事情を聞きます。沙織が調べたところによると、今回のアニメ化は他の作品が急遽キャンセルになった穴埋めに過ぎないようです。このままでは桐乃が一生懸命作ったものが改悪されてしまいます。桐乃は嫌いだが、兄として放っても置けない。京介は沙織と黒猫に同行してもらい、スタッフの説得に向かいます。

会議に参加するも、スタッフ陣はどうしても男性主人公にしたいようです。原作は大事だと言ってくれるスタッフもいますが、結局監督任せ。おまけに時間軸同じで違う世界の話という、原作を完全に無視した意見まで飛び出す始末。
京介が原作のままでは駄目かと問うと、スタッフの1人が元々桐乃の作品が、「アニメにするのは無理がある」だの「原作者を喜ばす事ではない」だの…。身内からもそれ言っちゃいけないと釘を刺されるほど散々原作を批判するスタッフ。

それに口を挟んだのは黒猫。スタッフの発想が貧困で、無理矢理自分の得意分野に持ち込もうとしている。そのスタッフも本を書いているらしいが、桐乃の本より売れてないので悔しさや妬みがあるのではと。
何で桐乃ばかりがうまくいくのか。そう思っているのは黒猫も京介も同じ。でもそれとこれとは別の話。
京介は妹のために土下座し、スタッフに誠意ある対応を頼みます。黒猫も「気に入らないからといってどうしていいものではない」とフォロー。
帰りの電車で、なぜ邪険にされてまで妹を心配するのかと黒猫。兄妹だからという返答に「羨ましい」と呟く黒猫。

結局主人公は原作通りという意見が通りました。
それでも京介にはいつものように冷たい態度を取る桐乃。そんな彼女は「最後の人生相談」と言って京介に話を切り出し……。


脚本の勉強をしている私でありますが、授業では業界の裏話とかも聞かせてもらっています。いかに自分の描いた話を気に入ってくれるスタッフと巡り合えるか。運の要素が大きいといいます。スタッフとの相性が悪いと、最悪人格を否定されるほど非難されることもあるらしいです。が、逆に気の合うスタッフと出会えると、出世街道に入っていける可能性が…。だから、少し失敗しただけで、自分には才能がないと諦めてしまわないように。そう脚本の先生が話していました。

さて、今回の話ですが…。桐乃と今回のスタッフの相性は残念ながらあまりよくなかったようで。原作者とアニメ製作者の意見の相違。原作どおりにやれるならやるが、そうはいかない場合もある。まぁ、それも分かるんですけどね。小説や漫画なら許される表現でも、ドラマやアニメなど映像化したら問題になるケースがありえますので。ただ、この話の場合は、やはり原作を尊重しないと全く別物が出来上がってしまいかねませんでしたね。だったら、最初から桐乃の小説なんて関係なしにオリジナルアニメにしちゃえばいい。原作どおりにすればうまくいくかもしれないが、失敗するかもしれない。でも、それは実際に蓋を開けてみないと分かりません。何が功を奏するか、何がヒットするか、それが分からない以上、やはり原則としては原作を尊重すべきだろうとは思います。小説だって一種のアートなのですから。

スタッフも不遜な態度でしたが、黒猫もえらい言いたいこと言っちゃいましたねぇ。京介も無茶を言ってしまったようで…。
でも桐乃、君はもっと兄や友人に感謝しないといけないぞ!(#`W´)

原作改変問題がテーマになったエピソードだったわけですが、皮肉なもので、この話自体もアニメオリジナル展開で、原作が大きく改変されたようですね。本来は盗作問題がテーマだったようで、桐乃がその被害者になると。
ファンの間で改変の原因は、今年実際に起きた電撃文庫の盗作事件であるとされているようで。それが本当なら、「俺妹」もその煽りを受けたわけで…。迷惑な話だなぁ。
Tracked from ひびレビ at 2010-11-28 18:41
タイトル : 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第8話
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第8話「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」 原作者と製作者 桐乃のラノベ「妹都市」にアニメ化の話が持ち上がっていた。その打ち合わせに、桐乃は黒猫&沙織に着いて来て欲しいようで。黒猫も桐乃の担当者伊織・フェイト・刹那という人物の名前を聞いて「かっこいい」と一言。黒猫が好きそうな名前ですw そしていざ打ち合わせになると、桐乃は自分で書いてきたメモの内容を次々披露。声優さんリスト、毎回曲変える、エンドカード、デザイン云々・・・散々語ったが「検討させていただきます」の...... more
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by konosetu | 2010-11-28 15:17 | 電撃文庫作品 | Trackback(1) | Comments(0)

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