もう誰にも頼らない

魔法少女まどか☆マギカ　第10話「もう誰にも頼らない」

魔法少女ほむら☆マギカ



長い間心臓病で入院していた暁美ほむらは、おさげに眼鏡姿といった格好で転校してきました。
興味津々のクラスメイトに声を掛けられるほむらですが、引っ込み思案のほむらは上手く話すことが出来ません。そんなほむらに助け船を出したのは、保険委員である鹿目まどかでした。
戸惑うほむらに気さくに話しかけるまどかは、ほむらの名前が素敵な名前だと褒めます。名前負けしているという気弱なほむらに、まどかは格好良くなればいいと励まします。

勉強も運動もダメ。何も出来ない自分自身が嫌になるほむらが思い悩んでいると、「だったらいっそ死んだ方がいい」という声が聞こえてきます。
それは魔女の言葉。それに導かれ魔女の結界の中へ迷い込んでしまいます。
襲いかかってくる使い魔を達におびえるほむらを救ったのは魔法少女となったまどかと巴マミでした。

怖くないのかというほむらの問いに、怖いけど魔女を倒せば多くの人を助けられるのだからやり甲斐はあると笑うまどか。
まどかは魔法少女になってまだ1週間。間もなく現れるワルプルギスの夜が来る前にまどかに一人前になって欲しいと願うマミ。
そして襲来したワルプルギスの夜。マミは死んでしまい、まどかはたった1人でワルプルギスの夜と戦う道を選択します。
逃げようというほむらに、まどかはほむらと友達となれてよかった、ほむらを救えたから魔法少女になって良かったと微笑んで敵に挑んでいき…。

結果、まどかは魔女を倒した代わりに命を落としました。号泣するほむらにかけられる声。
「その言葉は本当かい？　暁美ほむら。君のその祈りのために、魂を賭けられるかい？　戦いの定めを受け入れてまで叶えたい望みがあるのなら、僕が力になってあげられるよ」
ほむらに願いを叶えて魔法少女になれと誘ってくるキュゥべえ。
「教えてごらん。君はどんな願いで、ソウルジェムを輝かせるのかい？」
「私は……。私は、鹿目さんとの出会いをやり直したい！　彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守れる私になりたい！」
キュゥべえとの契約が完了し、ほむらの体からソウルジェムが出現。
「契約は成立だ。君の祈りはエントロピーを凌駕した。さあ、解き放ってごらん。その新しい力を！」

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～～～

ほむらが気付くと、そこは自分が学校に入学する前。夢ではない。時を遡ったのです。
魔法少女となって目覚めたほむらは、転校前の時間に戻っていました。
転校早々に、魔法少女になっていたまどかに話しかけるほむら。ほむらのことを知らないまどかは戸惑います。

魔法少女としてまどかやマミと共闘することになったほむらは、時間を操る力で奮闘しますが、まだ上手く能力を使いこなせません。
時間停止を上手く活用するため、インターネットで勉強し、爆弾を作ったほむら。
うまく戦えないほむらをまどかとマミがサポートし、遂に魔女を倒すことに成功します。
こうして魔法少女として戦う日々。

ほむらとまどかは共に戦い、ワルプルギスの夜に勝利。ところが、まどかのソウルジェムは闇に染まり別の巨大な魔女となってしまいました。もはやワルプルギスの夜より厄介な存在。
ほむらはキュゥべえに騙されていたことを知ります。

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再び時間を遡ったほむら。
「伝えなきゃ……みんなキュゥべえに騙されている！」
真相をまどか達に伝えるほむらですが、美樹さやか達は信用してくれません。
さらに爆弾を使って戦うほむらに、剣を使うさやかは傍で爆弾を使われるのはたまらないと、ほむらと共闘するのを拒みます。マミに他の武器がないのか尋ねられ、ほむらは暴力団の事務所から銃などを盗み出して使うことに。

やがてさやかが魔女となってしまい、驚く佐倉杏子。
まどかの説得も通じず、ほむらはまどかを救うためやむなく魔女となったさやかを倒しました。
絶望したマミは錯乱して杏子のソウルジェムを破壊。まどかはそんなマミのソウルジェムを破壊してほむらを救います。
「嫌だ…。もう嫌だよ、こんな……」
「大丈夫だよ、2人で頑張ろう。一緒にワルプルギスの夜を倒そう！」
泣きじゃくるまどかを励ますほむら。

ほむらはまどかと共にワルプルギスの夜に挑み勝利。しかし2人のソウルジェムは黒く染まりきってしまいました。
グリーフシードももうない。このまま魔女となって世界の全てを破壊してしまおうというほむら。しかしまどかは、1つだけ隠し持っていたグリーフシードでほむらをのソウルジェムを浄化。
「私には出来なくて、ほむらちゃんに出来ること、お願いしたいから……」
過去に戻ってキュゥべえに騙される前の自分を助けて欲しいと願います。
「約束するわ、絶対にあなたを救ってみせる。何度繰り返す事になっても、必ずあなたを救ってみせる！」
「良かった……」
最後に魔女になりたくないと願うまどかは、ほむらに自分を殺すように頼みます。ほむらは号泣しながら銃の引き金を引き、親友の命を奪いました。

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「誰も未来を信じない……。誰も未来を受け止められない……。だったら私は……」
ほむらの決意。
「もう誰にも頼らない」
再び過去に戻ったほむらは、みんなを説得することを諦め、まどかを戦わせないため、たった1人で戦う道を選択します。メガネを外し、おさげの髪型も変え…。
まどかを戦わせず、自分1人で戦っていく決意をしたほむら。たった1人でワルプルギスの夜に挑むほむらですが、力及ばず敗北。
その様子を魔法少女になっていないまどかが不安げに見ていました。そんなまどかに、キュゥべえは魔法少女となってほむらを助けるように誘います。
まどかは契約して魔法少女となり、一撃でワルプルギスの夜を倒しますが、まどかはワルプルギスの夜より強力な魔女となってしまいました。
「ま、後は君達人類の問題だ。僕達のエネルギー回収ノルマはおおむね達成できたしね」
自分の目的は達成し、人類のことにはもはや興味がないキュゥべえ。
「戦わないのかい？」
「いいえ、私の戦場はここじゃない」
「暁美ほむら……君は」

ほむらはまどかのなれの果ての魔女とは戦わず、再び時間を遡ります。

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そしてほむらは再び時間を遡り、まどかと出会い…。
「繰り返す。私は何度でも繰り返す。同じ時間を何度も巡り、たった1つの出口を探る。あなたを絶望の運命から救い出す道を……」
倒しても倒しても、何度も復活するキュゥべえ。そのキュゥべえを保護するまどか。
「まどか…。たった1人の、私の友達。あなたのためなら、私は永遠の迷路に閉じこめられても構わない！」
ほむらの戦いは続きます。



いつものオープニングテーマがエンディングに使われました。最後の1枚絵にはほむらと杏子が追加。
オープニングテーマ「コネクト」の歌詞の意味はほむら視点だったんですね。
★
交わした約束忘れないよ
目を閉じ確かめる
押し寄せた闇　振り払って進むよ

いつになったらなくした未来を
私ここでまた見ることできるの？

溢れ出した不安の影を何度でも裂いて
この世界歩んでこう

とめどなく刻まれた　時は今始まりを告げ
変わらない思いをのせ
閉ざされた扉　開けよう

目覚めた心は走りだした未来を描くため
難しい道で立ち止まっても
空は　きれいな青さでいつも待っててくれる
だから怖くない
もう何があっても挫けない
★

これは鳥肌モノです。ほむらの立場・心境を凄く的確に表しています。
歌詞全体

ハイパークロックアップ！　「龍騎」かと思っていたら、「カブト」でもあったのか！

この物語の本当の主人公は暁美ほむらだったんですね！　まどかがヒロイン。
様々な謎が解明されました。時間巻き戻しはほむらの願いと直結していた。ほむらが真実をまどか達に説明しなかったのは、言っても理解してもらえないばかりか、マミが暴走したようにかえって状況が悪化したケースもあったから。
やはりほむらは過酷な戦いを何度も経験していたのですね。だから人の死にも慣れてしまった。だからいつも冷静沈着だったんですね。当初とは性格まで変わってしまいました。親友のまどかを手にかけたことさえありました。
ほむらはもはや、まどかを助けることだけに全身全霊を捧げています。

周回によって起きる出来事は毎回違う。でも、結末はどれもまどかが破滅してしまうものばかり。
でも、何度過酷な迷宮を経験しようとも、何度死線をくぐりぬけようと、ほむらは諦めない。命ある限りまどかを救うために戦い続けるのでしょう。

マミさんが久々に登場。そして魔法少女となったまどかがこういう形で初登場。さやかは魔法少女になっているときとなっていないときが。なったときはやはり魔女にもなっています。
杏子も含め、5人が揃ったこともあったようです。でも、最終的にほむらは誰とも徒党を組まず、孤独に闘っていくことを決意しました。
役割も周回によって違う。いろんな彼女達が見られましたね。

そういえば、まどかが契約した周回ではどんな願い事をしたのかな。ちょっと気になりました。周回によって願い事が違う可能性もありますね。

ワルプルギスの夜に関しても、まだ正体は謎ですね。これもキュゥべえが裏から糸を引いている可能性がありますね。まどかを魔法少女にするための罠？　でも、まどかが魔法少女になっているときにも襲来しているんですよねぇ。
かなり手強いけど倒せない相手でもないみたいなんですよね。いったい何なんでしょう？

確かなことは、淫Qβが最悪の外道だということ。こいつが全ての元凶…！

そして今のほむら。いよいよクライマックス。彼女は過酷な運命を変えられるのでしょうか。


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