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諦めないで手を伸ばせ

電波女と青春男 十一章「今年の夏はバスケと超能力と布団と天体観測と祭りと野球と女々たんと」

手を伸ばしてつかみ取れ、超能力を。



家で1人、することもなく暇を持て余している真。その昔、サッカーをしていた時期がある彼ですが、特に活躍することもできず、試合に出られないことを悔しいとも思わなくなっていたので、すぐにやめてしまいました。

昼食を取りに出かけたら、前川さんとばったり会います。彼女に家に招待され、昼食をご馳走してもらうことに。
待っていると、社が軒下から出現。庭のトマトを盗もうとしたので、前川さんに許可を取って、トマトを社に与えます。満足げに帰っていく社。
前川さんの手料理をご馳走になり、一緒にテレビゲームを満喫。「また呼んでもいいかな?」と言われ、「流子さんやエリオも一緒に」とどうも鈍い真。

流子のバスケ練習試合の前夜。流子と電話で話す真。どうも流子は試合で活躍できるか不安な様子。
そんなとき、エリオが「星みるぞー」と駆け寄ってきて…。

流子の試合が始まります。なぜか社もステージ近くに座って観戦。その隣に座った真の反対隣に中島と花沢が。デートでバスケを観戦するといいます。
花沢はこの試合を無駄だといいます。頑張っても勝てない。それでも諦めきれなくて挑んでしまうのだ。花沢自身も部活で、彼女個人には実力があるだけに「勝てるかも」という期待をチームに抱かせてしまう。それが嫌なのだといいます。
それに対し、社は流子を「進んでいける人間」と評します。日常の延長線上にある「超能力」。誰もが遠すぎて、そこにたどり着くまでに諦めてしまう。しかし流子は、速度は遅いもののそこに到達するのを決して諦めていない。

流子のフリースローの場面。明らかにプレッシャーに押されている様子。真がここにいるのはただ見ているだけのためか? 社は今こそ真に「超能力」を使えといいます。自分の意思で他人を動かす。それこそ人間に許された最も簡単な超能力。真は恥ずかしさを捨て、流子に精一杯の声援を。流子は見事フリースローを決めて見せ、試合にも勝利したのでした。


この物語のテーマがかなり見えてきました。
宇宙人や超能力やら変な電波に毒されている言動の人達が多いですが、中身はいたって普通の人間なんですよね。いろんな背景は抱えているけど、やっぱり普通に泣いて笑って怒って楽しんで、おなかも空くし、悪く言われれば傷つくし、他人に嫉妬もするし、夢を実現したいと考えたりもする。
当たり前のことなんだけど、言われてみれば確かにそうだよねっていうメッセージが随所に込められている感じがします。ストレートに言いたいことを訴えるだけでなく、遠回しに(宇宙人や超能力に例えて)さりげなくテーマを仕込ませ、キャラクターにリアクションを起こさせる。それがこの作品ではできている。これが魅力なんだなと。

超能力は手に入る。人間には無限の可能性が秘められている。こういう言葉は宗教っぽいかもしれませんが、結構真実を示しているのではないでしょうか。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
時間はかかるけど、目いっぱい手を伸ばし続ければ、実現できることだってある。できないのではなく、やらないだけ。やらずにできないと思い込んでいるだけ。そういうことがいかに多いか…。
夢や目標は大きいほど実現させるのに時間がかかります。才能のあるなしで到達するために要する時間も個人によって違います。それは結局手に入らない超能力なのかもしれない。でも、トライすることは決して無意味じゃない。

社がまともなアドバイスしたなぁ。人を動かすのは難しいようで、実はとても簡単。流子にとって、真の声援は何よりもの原動力。とても勇気付けられたでしょうね。後は真が野球で勝てば、流子とのデートは確定か?

一方で、前川さんの乙女心には意外と鈍感な真でした。フラグが立っているのに気づいていないのか? このモテモテの青春男めw

この作品は、本来は13話あったのに、震災の影響で1話減ってしまったらしいです。ああ、もったいない。
ということで、次回は最終回。
Tracked from ひびレビ at 2011-07-02 06:17
タイトル : 電波女と青春男 第11話&第12話(最終回)
電波女と青春男 第11話&第12話(最終回) 第11話「今年の夏はバスケと超能力と布団と天体観測と祭りと野球と女々たんと」 出かけたら、前川さんとばったり会い、家にお呼ばれした上に、軒下美少女と出会い、手料理をご馳走になり、一緒にマリオカートのようなゲーム・...... more
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by konosetu | 2011-07-01 10:32 | アニメ2011, 2012年 | Trackback(1) | Comments(0)

はちみつ色の午後が過ぎてく はちみつ色の午後は何味?


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