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わずかな奇跡に手を伸ばせ

電波女と青春男 十二章(最終回)「秒速0.00000000198センチメートル」

勝利をつかめ。前を見て歩け。



祭りの主催権が賭けて、野球で勝負を付けようとする商店街チームVS都会チーム。その最終試合が近づいてきました。
今回も軽い気持ちで試合に参加しようとする真ですが、流子も応援にやってきます。

ところが、商店街チーム唯一の投手である前川さんの父が、プレッシャーに負けて逃げ出してしまいました。
商店街チームの監督に就任した女々は、独断でエリオを投手に指名。しかし、エリオに投手経験などあるはずもなく、マウンドで入門書を読みはじめる始末。この緊急事態に、前川父の捜索を命じられた真は、エリオにエールを送りつつ自転車で発進。

前川父は「自分探しをしている」と言い訳して逃げていました。花沢さんのいる都会チームにはどうせ勝てない、負けたら投手が責任を問われる。
そんな不安を吐露する前川父ですが、真いわく、それは相手投手も同じ。彼女も投げることで勝てるかもと部活仲間達に無駄に期待をさせてしまう。それが嫌なのだと。
しかし、真はそれを悪いことだとは思いません。だからこそ希望が生まれるのです。自転車で空を飛べないと分かっていても、飛べるかも、と期待させることは悪くないと…。
前川父は逃げ癖があるものの、人生で重要な場面の3回は逃げなかったといいます。これは4回目の逃げ出せない場面。ヒーローは遅れてやってくる。前川父を連れた真はグラウンドに到着。

そして得点のチャンスという場面で代打を任されます。幾度と無く凡退してきた真ですが、相手ピッチャー花沢のお気に入りコースは見極めていました。初球に狙い通りのコース。全身全霊でバットを振る真。ボールは空高く上がり、外野フライになりそうに。と思いきや、突如吹いて来た強風により、ボールは場外の川へと落ちます。

諦めず、前に進んだ結果、手に入れた得点。後は守り切れば勝ち。
真のお手柄の褒美は女々のキス。そんな真に、エリオは憧れるような視線を送り…。


現実はそう甘くない。逃げたくなることだってある。でも、ひょっとしたら勝てるかもしれない、うまくいくかもしれないという希望を持つことは決して悪い事じゃない。希望を持って動かず、最初から諦めていたら、全く前に進めないから。動かなければゼロだから。たとえゆっくりでもいい。「秒速0.00000000198センチメートル」ずつでいいから前へ進もう。

「超能力」は誰にでもある。それを開花できるかどうかは自分次第。いいテーマだったと思います。


評価です(各項目10点満点)
○ビジョン:9点――映像は凄く綺麗だったです。女の子が可愛い。
○キャラ:8点――後述
○シナリオ:8点――後述
○燃え:3点――全体的に静かなお話でした。
○萌え:9点――いいねぇ(>ω<)b
○意外性:7点――スマキとかw キャラクターのリアクションがいちいち面白かったです。
○歌・曲など:9点――テーマ曲、BGM、いずれも洗練されていました。
○熱中度:7点――徐々にその世界観に引き込まれていきました。出来れば原作も読んでみたいです。DVDも欲しいと思ったくらい(予算の都合で買えませんが)。
○オススメ度:7点――電波な言動な登場人物達ですが、キャラの描写やシーンはしっかり描けています。ぜひ見てみて欲しいです。
○全体:8点――静かな世界観。そんな雰囲気の中、電波な言動を繰り広げる登場人物達(特に女性)。丹羽 真はそんな人達に振り回されつつも、青春を謳歌していました。登場人物らにはおかしな言動は多いものの、キャラクターの描写、掘り下げがしっかりできていました。セリフだけでも誰が話しているか分かりそうでしたし、愉快な個性が出ていました。登場人物は多くなく、物語も狭い世界観でしたが、大宇宙に想いを馳せるところとかはロマンがありました。
毎回シナリオにもしっかりとしたテーマがあり、電波な言動とは裏腹に人物達の複雑な葛藤や悩みがよく出ており、それを乗り越えようとする様もしっかり見せてくれました。発言は電波でも、その中に時々織り交ぜられるシリアスなセリフ。決めるときはしっかりと決めてくれるのです。宇宙人を死の使い、超能力を進歩や目標に例えたような表現も面白かったと思います。
それにしても真は…青春ポイントを稼ごうと躍起になっている割に、流子や前川さん、そしてエリオのアプローチをことごとく見落としているなぁ。最後の女々さんのキスはいい薬になったことでしょうw

MVP:藤和エリオ
スマキ怪人。その正体は世間から孤立した神秘的少女でした。彼女の人生、きっとこの先も苦労は多いと思います。でも、少しずつでいい。前に進んでいって欲しいです。彼女に幸あらんことを。


キリのいいところで終わったものの、やはり後日談の祭りの話が欲しかったですね。幻になった第13話。DVDが出たら、ぜひ見たいです。
そして、できれば第2期をやってしっかりと完結させて欲しいです。
わずかな奇跡に手を伸ばせ_a0047568_1193318.jpg

Tracked from ひびレビ at 2011-07-09 17:10
タイトル : 電波女と青春男 第11話&第12話(最終回)
電波女と青春男 第11話&第12話(最終回) 第11話「今年の夏はバスケと超能力と布団と天体観測と祭りと野球と女々たんと」 出かけたら、前川さんとばったり会い、家にお呼ばれした上に、軒下美少女と出会い、手料理をご馳走になり、一緒にマリオカートのようなゲーム・...... more
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by konosetu | 2011-07-08 13:36 | アニメ2011, 2012年 | Trackback(1) | Comments(0)

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