赤いヒビと満足と映司の器
力が…欲しい…。満たされるものを探して…。
真木に紫のコアメダルを投入され暴走、グリードに変貌してしまった映司。なぜ映司に紫のメダルを入れたのかと真木に問うアンク。映司は抵抗してばかり。ならばいっそ暴走させてしまえば、抵抗しなくなるのではと真木は考えていました。
「もっと力が欲しい」
心の中で、映司はどんなに遠くても届く力を。欲望を膨らませた映司グリードは、オーズ・プトティラコンボに変身し、アンク(グリード態)に襲い掛かります。アンクも映司を倒し、「命」を手に入れたいと、映司を倒そうとします。炎の一撃を放とうとしたとき、脳裏に映司の言葉が蘇ります。
「ありがとう」
映司との出会い、そして映司と組んで戦ってきたこれまでの日々を思い出すアンク。
「力が欲しいなら、この程度で暴走してんな!」
映司を倒さず変身を解除させ、暴走を食い止めたアンク。
紫以外の全てのコアメダルを回収した真木。さらに真木は、映司の紫メダルも奪おうとします。この力は必要だと、渡そうとしない映司。
「彼はやはり消してしまいましょう」
トドメを刺そうとする真木を止めたアンクに、意識を混濁させながらも映司はポケットから小銭を差し出します。
「1年分のアイス、今日の分…」
約束を忘れていなかった映司。アンクが真木の攻撃を止めようと炎を放つと、真木の人形に燃え移ってしまい…。
真木が慌てている間にアンクは立ち去り、映司は里中に回収され財団に保護されました。
比奈は「クスクシエ」で知世子に全てを打ち明けていました。世の中不思議なことはいくらでもあると、あっさり信じた知世子。彼女は映司もアンクも、そして兄の信吾も助けたい、と欲張るべきだと比奈に進言。
映司を助けてしまった自らの行為に、1人不思議な思いを噛み締めるアンク。
映司を助けたことに失望した真木は、アンクをメダルの器にする計画は中止だと告げ、アンクの体内からコアメダルを奪い取ります。しかもアンクの意思の宿ったタカコアにヒビが…。
人間に近づきすぎた、という真木の言葉と自分の行動を重ね合わせるアンクは自嘲します。アンクはさっきからずっと自分の行動に「満足」していたのです。
タカカンドロイドでアンクを探し出した比奈。弱っているアンクを気遣う比奈に、アンクはもうすぐ信吾の体はいらなくなると告げます。その言葉に不穏なものを感じる比奈。
一方、鴻上会長は、保護した映司を自らのビルの保管庫へと収容しました。
後藤と伊達が保管庫へと入ると、鴻上は「力が欲しい」という自らの欲望に目覚めた映司に大量のセルメダルを投入し、800年前の真のオーズの復活を目論んでいました。しかしそれには紫のメダルが邪魔。どうあっても映司は紫のメダルを手放そうとしません。自分の器なら受け入れられると主張する映司ですが、これでは体がもつはずがない。グリードだろうがオーズだろうが暴走してはいけない。後藤と伊達は映司を止めようとしますが、そこへ真木が現れます。
映司はオーズ・プトティラコンボに変身。後藤もバース、伊達もバースプロトタイプに変身。3人がかりで真木グリードに挑みますが、全く歯が立たず蹴散らされます。
それでも力が欲しいという映司は、グリードとしての姿を現します。この力で世界の終末を止める。しかしその手を見てみろと伊達。その手で何が届く、何が守れる。1人で背負いすぎだと後藤。
映司への説得の最中、戦いの様子を窺っていたウヴァの気配に気づいていた真木は、ウヴァにバッタコアを投げ渡します。9枚のコアを揃え、遂に完全復活したウヴァ。再びオーズ・プトティラコンボに変身した映司の一撃も軽く受け止め、2人のバース達も圧倒します。これまでにない熾烈な攻撃。このままではライダー達は負けてしまう…。
その頃、アンクは比奈に自分の死期…、アンクがただのメダルの塊となって消滅してしまう可能性が高いことを示唆していました。呆然とする比奈の前で、アンクは「使えるバカ」=映司と合流しようとします。
そして、映司はファウンデーションの保管庫で大量のセルメダルが欲しい、と鴻上会長に申し入れていました。
ずっとしっかりとした丈夫な体、つまり「命」を欲していたアンク。しかし、彼の本当の望みは違うところにあったのかもしれません。それだけ彼の中では映司や比奈と過ごした日々はかけがえのないものになっていたのかも。
ずっと欲望が満たされなかったのに、思わぬ形でアンクは「満足」を得ることができました。
それに対し、ずっと抑制していた欲望を解放した映司。その欲はどんなに遠くても届く、守れる力。ただその力を求めるあまり、その姿は醜い怪物に。常に暴走と隣り合わせの危険な方法。決して正しいとは言えないでしょうね。伊達さんの言葉にはやはり重みがあります。
映司はやはり今は正常な判断ができているとは思えません。欲にも力にも本来は善悪はないので、いかにコントロールするかが大事。グリードの力は邪道です。もちろん、場合によってはオーズの力も危険。
あまりに大きなリスクで危ない橋ですが、映司はたった1人で渡ろうと試みます。ここでアンクの出番ですね。葛藤を乗り越えたアンクなら、きっと再び映司の相棒として活躍してくれるはず。
次回、最終回。
「W」の時にも思いましたが、ピアノに乗せての最終回予告がとても物悲しいです。目頭がジーンときます。
でも、実はまだ最終回と言われてもピンとこないんですよねぇ。まだしばらく普通に続きそうな雰囲気なんですけど…。
とにかく、ぜひともハッピーエンドを!





















































































































































































































































































