孤・高・射・手

仮面ライダーフォーゼ　第46話「孤・高・射・手」

非情、サジタリウス。



「私は人類の頂点に立つサジタリウス・ゾディアーツ」
我望は、フォーゼ、メテオの前でサジタリウスに変身。容赦ない攻撃を浴びせると、ピスケスを連れ去ろうとします。
しかし、ピスケスは変身を解除。蘭は、弦太朗達と共に戦うとサジタリウスの誘いを拒否します。サジタリウスは時間をやろうと言い残し、レオとともに悠然と去っていきます。
が、我望も、立神も、賢吾のコアスイッチにただならぬものを感じ取っていました…。

我望らが狙う蘭とピスケス・スイッチはラビットハッチで守ることに。しかし、このままずっとラビットハッチに隠れているわけにもいきません。
我望らを裏切った速水校長は、我望の部屋へ潜入し、ホロスコープス・スイッチを奪うことを提案。速水を信じる弦太朗は、流星の心配を振り切るように速水の提案を受け入れることに。

弦太朗と流星が速水と出かけた後のラビットハッチに、ハルの病院へ行っていたJKから連絡が入ります。なんと立神が病院に現れ、ハルを人質にとってしまったのです。ハルを返して欲しければピスケス・スイッチを持って1人で来い、と蘭に迫る立神。大切な友人を奪われた蘭は、美羽らの制止を振り切り、ピスケス・スイッチを手にするとラビットハッチを飛び出していきます。

速水とともに我望の部屋へとやってきた弦太朗と流星。ところが、そこにはレオが仕掛けた爆弾ジェミニが。間一髪、難を逃れた弦太朗と流星でしたが、速水が爆発に巻き込まれてしまいます。助けようとする弦太朗ですが、そこへ今度はレオ・ダスタードが出現。弦太朗はフォーゼ・マグネットステイツに、流星はメテオに変身。力を合わせ、『ライダー超電磁ストライク』でなんとかレオ・ダスタードを撃破します。
ホッとしたのも束の間、美羽から連絡が入り、蘭がハルの救出へ向かったことを知るフォーゼ達。
一方、賢吾とユウキが江本の部屋で見つけたUSBメモリのデータからある秘密をつかんでいました。

ハルを救出するため、蘭は青かったスイッチを赤に変色させ、ピスケス・ゾディアーツに変身。レオに戦いを挑みます。そこへフォーゼがゆっくりと近づいてきます。JK達は助けが来たと歓声を上げますが、フォーゼはなんとピスケスに攻撃を仕掛けます。
実はフォーゼの正体はリブラ・ゾディアーツでした。リブラはピスケスにさらに攻撃を加え、変身を解除させると自らも変身を解除。速水はスイッチを奪い、勝ち誇ったように立神に投げ渡します。

ピスケス・スイッチはスイッチャーが自らの意志で押さなければ覚醒しない。そのために速水は立神を巻き込み、大芝居を打ったのでした。
「俺はあんたを信じたんだぞ！」
怒りが頂点に達した弦太朗はフォーゼ・コズミックステイツに変身。リブラに立ち向かうと、流星もメテオストームに変身しレオに挑みかかります。

しかし、サジタリウスが現れると状況は一変。激しい攻撃にフォーゼもメテオも為す術もなく圧倒されます。

サジタリウスは12個すべてのホロスコープス・スイッチをセット。ついに巨大なダークネビュラを作り出し、ワープゲートからプレゼンターのもとへと旅立とうとします。もう打つ手なしか…？
しかし、そこへ賢吾が現れます。
「サジタリウスがワープゲートを開くために12個のスイッチを使う時、お前の攻撃力はゼロになる」
それこそ、賢吾が江本のデータから発見した秘密＝サジタリウスの弱点でした。だから江本はホロスコープス・スイッチを集める一方 、賢吾にフォーゼドライバー、流星にメテオドライバーを渡したのです。

賢吾の言葉に態勢を立て直したフォーゼはサジタリウスにリミットブレイクを仕掛けます。しかし、その攻撃をリブラが自らの体を張って阻止します。そのままリブラはダークネビュラへ吸い込まれ爆死しました。
裏切り者とはいえ、自らの意志で命を落とした速水にショックを受けるフォーゼ。が、サジタリウスは、そんな速水すらも太陽である自分を守る衛星に過ぎず、友達などではないと言い放ちます。

そんなサジタリウスに賢吾が怒りの叫びとともに、不可思議なエネルギー波を体から放ちます。その衝撃にダークネビュラが消滅します。
動揺を隠せないサジタリウスはレオとともに、その場から逃亡。サジタリウスは倒せなかったものの、弦太朗達はなんとか危機を脱出します。

しかし、倒れ込んだ賢吾の肉体は半透明になり、その体からコアスイッチが浮かび上がります。いったい賢吾に何が起きたのでしょう…！？


ｵﾝﾄﾞｩﾙﾙﾗｷﾞｯﾀﾝﾃﾞｨｽｶｰ!! （ 0ｗ0）
やっぱり弦太朗達を騙していた速水校長ｗ
まぁ、改心するにしては急すぎだったので胡散臭いと思っていましたが…。
とはいえ、私も少しは校長が本気で反省していると信じていたんですけどね（＾＾；
仲の悪い立神までも利用していたとは。悪知恵の働く小悪党でした。ただ、自分の保身ばかり考えていそうな彼も、最期はボスを庇って死亡するというのは意外でした。

我望理事長にとっては、速水も天高の生徒も駒に過ぎない…。ま、悪党の言うお決まりのセリフですわな。

確かに、圧倒的な力の前には友情も絆も通用しないのかもしれません。でも、人間を侮っては欲しくない。1人でいるよりは、やはり仲間や友達がいた方がきっと充実した人生を送れる。友人の少ない私ですらそう思います。1人で世界を支配しても、開拓者になっても、最終的に待っているのは孤独なのですから…。その孤独に耐えられる人なんてそうそういませんよ。理事長はどうか知りませんけど。

次回は…賢吾の秘密が解明。そして、ラビットハッチ襲撃！


仮面ライダーフォーゼ 東映