ウルトラマンブレーザー 第17話「さすらいのザンギル」
成仏の旅。
過去に撃退した怪獣が、人や物をすり抜けて彷徨い歩く事案が立て続けに起こる。現場には必ず謎の男が現れ、大きな剣で怪獣を消し去っている。
この原因を探るためゲントが怪獣出現予想ポイントに先回りすると、謎の男・宇宙侍ザンギルが現れ、ゲントと話がしたいという。ゲントは、ザンギルから彼の秘密について知ることになるが…
(公式HPより抜粋)
ブレーザー:基本
特戦獣:アースガロン
登場怪獣:ザンギル、ニジカガチ(怨霊態)、タガヌラー(亡霊)、レヴィーラ(亡霊)
街にタガヌラーが出現? 謎の怪獣騒ぎの調査に乗り出したSKaRD。
前にモグージョンが見せたような幻覚とは考えられず。すり抜ける怪獣の出現地点はかつてその怪獣を倒した場所と一致。
かつてレヴィーラを倒した場所へ赴いたゲントに接触してきた謎の男・唐橋充氏…もとい、ザンギル。
ザンギルが常連らしいレトロな雰囲気の喫茶店でお話。コーヒーがお好き。勘違い日本もお好きw
ゲントは立場的に名乗るわけにはいかず。しかしブレーザーのことはバレテーラ。
ちなみに店主のおばちゃんは「帰ってきたウルトラマン」第16,17話や「オーブ」
第21話にも出演されているそうです。
ザンギルは地球でいう怪獣の「幽霊」を成仏させる旅をしているのだそう。
ザンギルは昔戦闘狂だったそうですが、とある剣の達人(おそらくザムシャー。「メビウス」に登場したのと同一人物かどうかは不明)に敗れたのを機に、108体の怪獣を成仏させるよう魂を可視化できる結晶を託されます。
107体の怪獣を成仏させてきたのですが、3日前にある手強い怪獣に結晶の力を奪われ怨霊が生まれてしまうアクシデントが発生。
…新聞が逆さね。その直前に写真で登場したワンちゃんは辻本監督の愛犬。
ザンギルはゲントに怨霊退治を協力して欲しいと頼みますが…困惑するゲント。
その怪獣・ニジカガチ(怨霊態)が出現。これまた厄介な…。
さらに厄介なことに、実体化と霊体化を任意に切り換えられる能力があるそうで。ミサイルがすり抜けます。
高架道路から落下しそうになったトラック(辻本組)を助けるため、ゲントはブレーザーへ変身。…下の道路に下ろしてあげたら普通に走り去りましたねw
レインボー光輪を虹光線で掻き消し。ザンギルに庇われます。
そこにブレーザーを庇ってザンギルも臨場。それでも尻尾の剣に炎のようなエネルギーを纏った攻撃などに苦戦。ブレーザーはチルソナイトソードを召喚してザンギルを庇おうとしますがすり抜けてしまい、再び庇われる始末。
そこでザンギルはチルソナイトソードに力を与え、霊体にも攻撃が通るようにしたことで形勢逆転。
ブレーザーとザンギルの見事な連携によってニジカガチを追い詰めていきます。ザンギルが頭部の刃によって上空のニジカガチが纏っていた炎を斬り、続けてブレーザーがオーバーロード雷鳴斬で一刀両断しました。
しかし着地したザンギルの油断を突いて真っ二つになった体が挟み込むようにしてザンギルを乗っ取ります。
ニジカガチも使っていた炎を纏った剣の攻撃で攻撃されるブレーザー。
事情を呑み込めないヤスノブとテルアキですが…アースガロンがブレーザーを援護したのを機に、ブレーザーが反撃!
安心せい、峰打ちじゃ。
ザンギルから抜け出した虹色の怨念ですが、復活したザンギルとブレーザーに串刺しにされて今度こそ倒されました。成仏せえよ…(=人=)
再び例の喫茶店で話すザンギルとゲント。
ゲントはザンギルにこれからどうするのかと問うと、「拙者に"これから"はない……」という返答が。
ザンギルもまた既に死んでいた身だったようです。ザンギルの鎮魂も兼ねていたんでしょうかねぇ。
ゲントはようやく自己紹介し、中にいるブレーザーのことも紹介。ザンギルは2人に礼を言います。
ゲントから「(注文した)コーヒーがまだ来てない」との指摘に、「それだけが唯一……心残りじゃのう……」と言って苦笑して霧散しました。
さらば。成仏せぇよ。
しっかし…第8話の結末のニジカガチに関する解釈が変わっちゃいそうな展開でしたね。
何気に怪獣墓場の設定に通ずるものもあったのかも。このブレーザーの宇宙にはまだないのかもしれません。