小市民シリーズ 第五話「伯林あげぱんの謎」
ロシアンルーレットの真相。
新聞部にアンケートを届けた小鳩は、部長の堂島から謎解きを頼まれる。学校近くにできたドイツパンの店の揚げパンを購入し、その中でマスタード入りのものを食べた部員が取材記事を書くことになっていた。だが部員はみな、自分が食べたものはマスタード入りではないと答えたらしい。内心興味をそそられた小鳩は、つい推理をはじめるのだった。
(公式HPより抜粋)
今回は短編集のお話。前回の原作は20年前の発表された作品ですが、今回は2020年に発表された話が原作。
小鳩達は早くも2年生になったのですね。原作では高校1年の時の話らしいです。なぜ変えたんでしょう。1年生の時の話が最初のワンエピソードだけというのはね(^^;
小鳩は新聞部にアンケートを届けに行きます。道中、泣いている小佐内に会います。彼女は「ハンプティ・ダンプティ」に行くと言って去ります。
部室に到着すると、部員同士で何か揉めていました。
パン屋で揚げパンを購入し、その中でマスタード入りのものを食べた部員がこのパン屋について取材記事を書くことになっていたそうです。
で、長い前置きの後、ようやく要件を話してくれます。それなのに食べた4人は全員マスタード入りではないと主張。
堂島に頼まれ、小鳩はこの奇妙な出来事の真相を解き明かすことに。
メンバーは堂島の他、門地譲治、真木島みどり、五日市公也。
それと、バンド活動で今ここにはいない部長・セバと、今回記事作りに不参加の瓜野。
この謎を解明しなければ、仲が悪い門地と真木島の関係がさらに悪化し、新聞部が空中分解しかねないと堂島は危惧しています。
犯人が名乗り出ない可能性は4つ。
1.そもそもマスタードが入っていなかった。
2.マスタードは入っていたけど、それに気付かなかった。
3.当たりを引いたけど、言いたくない隠された動機を持っている。
4.外部犯の可能性。
「4」はないだろうという堂島と門地。門地は窓の横側に向かって設置されている奥のパソコンで記事を考えていたそう。誰かが入ってきたら気付くだろうと。
小鳩はマスタードを詰めてもらったという家庭科部員に事情を聴きに。…家庭科部員、包丁でふざけない(;^w^)
どうやらセバがもらってきたパンだったようです。辛いマスタードを入れて欲しいと頼まれたようですが、マスタードでは辛くない。ならばとハバネロソースを入れたそうです。ちなみにセバはハバネロソースを入れているところは見ておらず、どれに入れたかはわかっていなかった模様。
ちょっと形を変えた「1」の可能性は消えましたね。
さらに小鳩の指示で部員4名は揚げパンを食べた感想を書いていました。いずれも甘かったと。真木島はベリー系のジャムが使われているとまで書いていました。それは門地以外の2人にも分かっていたようです。
小鳩は4名がハバネロソースの辛さに気付いていなかった可能性を考え、ソースを舐めてもらいます。4名とも辛さに悶絶していました(^_^;
…乳製品を口にすると辛さは緩和されるゾ。
「2」の可能性が消えました。
「3」の誰かが嘘をついているパターンを疑います。
辛くてもやせ我慢していた可能性も考えられますが、マスタードが入っているつもりで食べたのにハバネロソースだったのだから我慢できるわけがない。だからないだろうと。
小鳩は改めて事件前の部員達の行動やセバの人となりを聴いていきます。
シーンの合間を縫ってアンケートの回収箱やお礼であるお菓子の入った器も描かれています。使われていない冷蔵庫の上に置かれています。
私は小鳩が「セバさんは瓜野君が参加しないことを知っていたんだよね?」と尋ねた時点で真相が分かりましたw 動画だと16分40秒くらいのところです。同時に冒頭で小佐内さんが泣いていたのにも結び付きましたよw
セバは瓜野の分も含めて5つの揚げパンを用意していました。
そして門地がパソコンに向かってセバに記事を考えるアドバイスを受けていたことも判明。その5分程度の間に外部から生徒が部室に入ってきて、門地やセバに声をかけることなくアンケートを置き、自由に持って行ってもいいお菓子だと勘違いして揚げパンを持って行ってしまったのではないかと。
五日市が部室に来てすぐにテーブルの上の揚げパンの乗った皿以外のものを片付けてしまったため、その状況が分かりにくくなっていました。
箱に入ったアンケートを見ると、そこには小佐内の名前があり、彼女が泣いていた原因を知って思わず笑ってしまう小鳩でした。
紛らわしい場所に置いてしまっていたセバ部長の落ち度ではありますが、小佐内さんはよりにもよって五分の一のハズレを当ててしまうとはツイていないですね(;^ω^)
謎やさりげない要素が繋がっていくのが小気味いいお話でした。