危険な代物を巡って――
危険なアスラクライン、再び。
朱浬や玲士郎達は修学旅行先のハワイでバカンスを満喫中。
その頃科學部では、智春が霧絵(きりえ)のパーティーでもらったマッチョ像の一部がじつは機巧魔神(アスラ・マキーナ)の拡張機能(プラグイン)だったことが判明。
厄介ごとに巻き込まれたくない智春は朱浬のアドバイスに従い、解析の進まない謎の拡張機能をそのまま第三生徒会会長の橘高冬琉(きつたかとおる)に預けることに。
そんな折、奏は智春に、なぜか二度と機巧魔神の力を使わないよう強く迫ります。
一方、機巧魔神から副葬処女(ベリアル・ドール)を分離させようと目論む加賀篝(かがかがり)は、
今度は智春の持つ拡張機能・イグナイターを狙って、着々と手を打ち始めていました。
智春達がいざ、冬琉のところへ赴こうとした矢先、加賀篝が妨害。イグナイターをよこせと要求してきます。
六夏や冬琉の援護を受け、ひとまず加賀篝を退けた智春でしたが、機巧魔神の力を使ってしまったため、奏に非難されてしまいます。
結局、謎の多いイグナイターはひとまず冬琉が預かることに。
奏は契約者もいないのに魔力を行使しすぎたためか、体にダメージを被っていました。
どうして奏が泣いたのか分からない智春を非難するアニア。それとは対照的に智春を励ます操緒。そんなとき、玲士郎の副葬処女である哀音が姿を見せ「助けてと」言葉を残していきます。
その直後、テレビのニュースで朱浬や玲士郎達修学旅行生らが乗った航空機が消息を絶ったという一報が入ります。
そして、智春に加賀篝から電話が。航空機の人質と引き換えにイグナイターを渡すよう要求してくるのでした。
おばあちゃんが言ってた。目的と手段は共に正しくなくてはならないとな。
…「カブト」の天道風に言ってみました。
目的を達成する上で手段を選ばず人を不幸に陥れるようなバカは、たとえその目的を達成できたとしても決して幸せにはなれないのです。
今回ようやく初登場の橘高冬琉。刀が武器ということで注目していたキャラなのですが、生身でもかなり強いようですね。それこそ佐伯兄や六夏も恐れるほどの。実質、洛芦和(らくろわ)高校ナンバーワンなのかも?
次回は海上の飛行機でクライマックスバトルの模様。
加賀篝(ややこしい苗字だ)、お前倒すけどいいよね? 答えは聞いてない!