全ライダー、大集合だー!(>ω<)ノ
侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦
以下、ネタバレを含みます。
内容は主に「ライダー」のことです。
スタジアムに佇むディケイド。すると対戦相手が告げられます。灰色のカーテンの向こう側から現れたのは、仮面ライダーアマゾン。
2人の対決が始まります。
3日前。
この世界にたどり着いた士一行。珍しく士も綺麗な写真を撮れます。その世界を象徴するロールには、とある洋館が描かれています。写真館に飾っている写真の1枚にも、その家がありました。と、士は着ているコートに鍵があるのを発見。謎の洋館の写真と背景ロールの絵によって、士の脳裏に様々なビジョンが浮かびます。それを頼りにたどり着いた洋館の扉を持っていた鍵で開けると、そこには1人の少女が。彼女は士の妹・小夜だと名乗ります。またも士の脳裏にフラッシュバック。次第に記憶を取り戻していく士。彼はこの世界こそが自分の世界だと確信していきます。
そのとき小夜の執事である月影ノブヒコが現れ、この世界でも「世界の崩壊」は進行していると告げます。世界を救う方法として、最強の仮面ライダーを決める「ライダートーナメント」が行われることになったようです。その事を月影から聞いた士は失われていた記憶を取り戻します。各世界を旅した士という存在が橋渡しとなり、続々と集結し戦うことになるライダー達。
ディケイドとアマゾンの対決。軍配は響鬼の力を駆使したディケイドに上がりました。
ディケイドはRXとも対決。ロボライダー、バイオライダーと変化するRXに対し、ディケイドもカブト、ファイズの力を駆使してRXを撃破。
ユウスケもまたクウガに変身し、ドラゴンフォームでXライダーと棒術バトルを展開。
他の場所でもイクサvsスカイライダー、龍騎vsゼクロス、ブレイドvsストロンガーなどのカードが繰り広げられます。
さらに勝ち残った6人のライダーによる3対3のタッグバトルに突入。ディケイド、ディエンド(シード扱い?)、クウガvsV3、スーパー1、BLACKの戦いが始まります。
バトルの最中、ディエンドは敵前逃亡。クウガはディケイドを庇い負傷。1人になってしまったディケイドですが、イリュージョンを駆使したファイナルアタックライドで、見事勝利を収めます。
士が勝利し、ユウスケ達がホッとしたのも束の間、士と月影の挙動が怪しくなります。直後、対戦場であるスタジアムの地下から巨大な何かが出現。なんとそこは大ショッカーの本部でした。ユウスケと夏海が気がつくと、周りは怪人だらけ。さらに、士の正体が明らかに。なんと彼は大ショッカーの大首領であり、各世界の仮面ライダーが引き合うことが原因で引き起こされる世界の崩壊を防ぐ為の、「ライダー抹殺」が彼の真の目的だったのです。士は世界の崩壊を防ぐ代わりに各世界を大ショッカーが支配すると宣言。さらに、夏海の祖父である光栄次郎の正体は、大ショッカーの幹部の1人、死神博士でした。
変貌した士達に追われて、大ショッカー本部を脱出したユウスケと夏海は小夜の元へ向かいます。しかし小夜は自身を置いて次元を超える旅に出て行った兄を深く恨んでおり、その憎しみから大ショッカーの大神官ビシュムへと覚醒を遂げていました。そしてユウスケもまた小夜の持つ「地の石」の力によって「禁断の闇」をもたらすクウガ・ライジングアルティメットへと強制覚醒。優しい心を失い小夜=ビシュムの操り人形へと変貌してしまいます。
残された夏海はディケイド(士)を信じた自分の判断は誤りだったのかと自問自答します。
自らの目的を果たし、居場所をようやく得たはずの士であったが、世界の崩壊は止まらない。そこに現れた月影によって明かされる事実。実は世界の崩壊の原因がライダーであるというのは偽りであり、士の世界を渡る力を利用して大ショッカーが各世界に侵攻するための「橋」を作るのが大ショッカーの真の目的でした。そして各世界のライダーが倒された以上、もはや士の利用価値はなくなっていました。月影と小夜に大首領の座を奪われ、大ショッカー基地より放逐される士。操られたクウガ・ライジングアルティメットから命からがら逃げ出します。
大雨の中、光写真館を頼る士ですが、夏海に拒絶され、既に士の居場所ではなくなっていました。
ライダートーナメントにより各世界のライダーは絶滅。目論見どおりに邪魔者を消し去った大ショッカーによる各世界の侵攻が開始されてしまいました。鳴滝やショッカー戦闘員に化けていた大樹に危ないところを救われる夏海。
鳴滝はディエンドの力でライダーを集めることを提案します。
一方、仲間も居場所も目的も失い、自暴自棄となった士。そんな彼の前に、かつて士の手により組織を放逐された男・結城丈二が現れます。結城は復讐のため士の命を奪おうとしますが、生きる力さえ失った彼に失望し叱咤します。
結城は「罪を背負って生きろ」「孤独になっても戦い続けるのが仮面ライダーだ」という言葉を残し、大ショッカーとの戦いに戻っていきました。
大樹と夏海は生き残っていたライダーである王蛇とキックホッパーに協力を要請。しかし、「祭」と「地獄」を好む彼らは、大ショッカーの破壊活動に賛同してしまい、逆に襲い掛かってきます。それに対し、大樹はライア、ガイ、パンチホッパーを召喚。その隙に逃げ出しますが、今度は大ショッカーの大群が襲撃してきます。逃げ惑うディエンドと夏海は絶体絶命に。
そこに結城との出会いをきっかけに、大ショッカーとの戦いを決意した士が現れ、ディケイドに変身。怪人達を蹴散らし、ジャーク将軍に戦いを挑みます。追い詰められたジャーク将軍はディエンドの放った、ファイナルアタックライド=ディメンションシュートによって倒されます。
そのままディエンドとディケイドは、大ショッカーの基地へと歩を進めます。立ち塞がった無数の大ショッカー怪人に戦いを挑むも、多勢に無勢。じきに劣勢に追い込まれます。その時、夏海の祈りによって更なる次元の道が開き、ディケイド達を救うため、他の世界のライダー達が世界の壁を超えて集結します。今ここに、オールライダー対大ショッカーの決戦の火蓋が切って落とされました。
大乱戦の中、次々と怪人達を撃破していくライダー達。
地獄大使が変身したガラガランダは、RXとカブトによって手傷を負わされ、1号ライダーと2号ライダーのライダーダブルキックを浴び、爆死しました。
死神博士が変身したイカデビルは、ディケイド、ディエンド、モモタロス(ファイナルアタックバージョン)が放った、ファイズ、ブレイド、キバのファイナルアタックに敗れます。
次第に優勢になっていくライダー軍団でしたが、そこに操られたクウガ・ライジングアルティメットが出現。凄まじい力でライダー達を吹き飛ばします。
変身を解除させられてしまった士は、クウガに追い詰められますが、兄への想いを捨てきれない小夜は地の石を破棄。クウガはユウスケに戻り、正気を取り戻します。
これに怒った月影はシャドームーンに変身し、戦いを挑んできます。改めて変身したディケイドとクウガ・ライジングアルティメットですが、シャドームーンの圧倒的な力に苦戦。
ところがそのとき、バイクに乗って颯爽と1人の仮面ライダーが現れました。緑と黒の色をした未知のライダーの名はW(ダブル)。基本形態のサイクロンジョーカーをはじめ、ヒートジョーカーやヒートメタルの能力も披露。シャドームーンに大ダメージを与え、去っていきます。
そしてライダー達は改めて集結。大ショッカーの基地に向かって一斉に必殺キックを繰り出します。シャドームーンと共に瓦礫と化していく基地。大ショッカー壊滅かと思われました。ところが、最後の大幹部であるキングダークが出現。その巨体がライダー達を蹂躙していきます。
そのとき、ディエンドが切り札として仮面ライダーJのジャンボフォーメーションを投入。しかし、それでもキングダークの力に圧倒されます。ディエンドは更なる切り札であるカードを取り出します。それはディケイドを大きなディケイドライバーに変化させるもの。そのディケイドライバーはJを巨大なディケイド・コンプリートフォームへと変身させました。そのパワーはキングダークを圧倒。そして残った全ライダーが一斉に跳躍。カードに姿を変えると、ディケイドはそのカードを通過し力を蓄えながらキングダークに必殺のキックを浴びせます。これによりキングダークは倒され、遂に大ショッカーは壊滅しました。
戦いが終わり、各世界へと帰還していくライダー達。
大樹は盗んだギギの腕輪をアマゾンに返却。そしてブラックの南光太郎やアギトの津上翔一が士にエールを送りながらカーテンの向こうへと姿を消したのでした。
そして士達は新たな旅に出ることに。小夜を誘う士ですが、彼女はもう1人でも平気だと言い、一人旅をすると宣言します。
そして写真館。士、夏海、ユウスケ、大樹、キバーラ、そしてなぜか健在の栄次郎は新たな旅立ちのため、スクリーンロールを動かすのでした。その光の向こうには――
士「世界は無限に広がっている」
士達の旅は続きます。
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上映は「シンケンジャー」→「ディケイド」でした。
いやはや、今回は凄かった。どちらの作品もとにかく頭数が多いんですよね。少人数の正義の味方チームが怪物達の大群に立ち向かっていくという構図は、偶然か似たシチュエーションとなりました。
戦隊モノは上映時間が短いですね。TV放送の1話分と同じくらいでしょうか。(まだ私は今回以外では、たまたまテレビでやっていた「ハリケンジャー」しか観ていませんが)
さて、ディケイドですが、もう驚きとバトルの凄さが圧巻でした。
士が大ショッカーの関係者であることは予想していましたが、まさか組織の頭だったとは…。でも、あっさりとシャドームーンの計略でその座を奪われてしまいました。もちろん、これまで旅を共にしてきた仲間を裏切ったのだから、夏海からも拒絶されて当たり前といえるでしょう。この辺り、パンフレットにも載っていましたが、士の子どもっぽさが浮き彫りになった形です。
謎がいくつか残りました。まず、結局鳴滝って何者だったんでしょう?
ディケイドを「世界の破壊者」だと呼び続けていた鳴滝の言っていたことは正しかったわけですが、それは「世界の融合と崩壊」のことではなく、「侵略者としての破壊」だったわけですね。だったら最初からそう言えばいいのに(^^;
そして、大ショッカーを壊滅させたのはいいのですが、「世界の融合と崩壊」の現象は止まったのでしょうか? そんな描写は残念ながらありませんでした。大ショッカーと世界の崩壊は無関係のようですから、この先も世界崩壊の危機は続いていくわけです。それはどうやって止めるのでしょう…。
あと、栄次郎と死神博士。栄次郎が最後に当然のように出てきましたが、果たして両者は同一人物だったのか、それとも似ているだけの別人だったのか?
それとGACKT氏の結城丈二と次元を超えて現れたライダーマンは別人ですよね…?
少し難癖をつけましたが、細かいことを抜きにすれば、かなり楽しめました。序盤からライダー同士の夢の対決が見られました。
「平成のアマゾン」とも呼ばれる異色のライダーである響鬼(ディケイドが変身した姿とはいえ)とアマゾンの対決。
ディケイドとRXの剣戟(リボルケインがTV版と違って光っていた!)に、ディケイドとロボライダーの撃ち合い。クロックアップを使った直後にディケイド・カブトを捕らえたバイオライダー、それを捻じ伏せたディケイド・ファイズ。
クウガ・ドラゴンフォームとXライダーの対決。電気を使うカブトムシ同士、ブレイドとストロンガーの対決など、興奮しぱなっしでした。
終盤も徐々にクライマックスへと突き進んでいきます。基本は1対1で戦うライダーですが、大乱戦になっても、やっぱりライダーは強い。雑魚はあっという間に片付くし、幹部クラスも何人かが力を合わせれば、敵は派手にやられてくれます。
シャドームーンもただのかませ犬ではなく、ディケイドと、あの究極の闇のさらに上を行くクウガ・ライジングアルティメットを苦戦させました。が、なぜか駆けつけたWにボコボコにされましたがww
ディケイドとライジングアルティメット2人の力よりWの方が上ってことっスか!?
最後はライダーには禁断の巨大戦。Jがディケイド・コンプリートフォームに変身しましたが、意思はディケイドのものでしょうね、おそらく。
そして最後の超絶大キック! ディメンションキックの応用でしょうね。カードを抜けていくのはブレイドのロイヤルストレートフラッシュに似ていますが、全ライダーが絡んでいるだけに、その興奮度は桁が違います!(>ω<)ノ
最後に。
劇場版ライダーおよび戦隊モノを映画館で観るのはこれが始めてだったりします。ちょっと値が張りましたが、観に行って本当によかったです。
「ディケイド」の旅はまだまだ続く、といった形の終わり方もよかったです。
「ディケイド」の放送も間もなく終了し、来月から「W」が始まりますが、「ディケイド」にまた会えることを祈っています。
★劇場版平成ライダー視聴リスト
アギト→DVD(ディレクターズカット版)で観たことがある
龍騎→テレビ放送で最後の方だけ観たことがある
555→DVDで観たことがある
剣→DVD(ディレクターズカット版)で観たことがある
響鬼→まだ観ていない
カブト→テレビ放送で観たことがある
電王→DVDで観たことがある
電王&キバ→まだ観ていない
キバ→まだ観ていない
電王 ファイナル・カウントダウン→まだ観ていない
超電王&ディケイド →まだ観ていない
ディケイド→映画館で観た
冬には「W」と「ディケイド」が共演する劇場版がまた作られるようですね。期待です。
ディケイド映画版、本当に力の入った企画物でしたね。昭和平成あわせてライダーがぞろぞろと登場する姿は、圧巻です。映画を最終的な結末と考えると、最終回だなと思える話の作りになっていますし、ディケイドが世界の破壊者と設定された事もわかりました。その代わり、デ...... more
やっと観て来した幅広い層に楽しめると思いますもう大感動オールライダーが勢揃いするところなんてかっこいいストーリーは、うーん……予想してたのよりはちょっと…アクションシーンはやっぱ盛り上がったさすがライダーイカデビル???ガラガランダ???なんだこのノリ...... more