MOVIE大戦2010
ディケイド、究極の最終決戦!
W、誕生秘話!
そして交差するストーリー!
以下、ネタバレあり。
●第1ステージ ~仮面ライダーディケイド 完結編~
スカイライダーと激しい空中戦を繰り広げるディケイド。スカイライダー、スーパー1、そしてカブトを相次いで倒してしまいました。
士が「世界の破壊者」として本格的に戦いを決意してしばらく経ちました。次々にライダーを倒し、カードに変えていくディケイド。クウガ=ユウスケも、そんなディケイドとの対決に身を投じます。
ライオトルーパー部隊や、巨大化したJまで撃破したディケイド。電波人間タックルこと岬ユリコに付きまとわれつつも、士は破壊者として旅を続けます。夏海と再会するも、彼は非情な一面を改めて見せ付けます。かつて愛用していたカメラも捨ててしまいました。
龍騎、剣をも相次いで倒したディケイド。残るはクウガのみ。ユウスケはクウガ・アルティメットフォームに変身。猛攻撃を仕掛けますが、ディケイドの方が一枚上手。遂にクウガも倒れてしまいました。
全てのライダーを破壊したディケイド。が、そこに士を止めようと、夏海が現れます。彼女はキバーラの力を借り、仮面ライダーキバーラへと変身。ディケイドを攻撃しますが、ディケイドは抗戦を止め、自ら夏海に刺されました。集めたカードを差し出し、そのまま命を落とします。
絶望する夏海ですが、ディケイドがいなくなったことで、相次いで他のライダーの世界が修復されていきます。これで全てのライダーも復活。士1人が犠牲になることで、他の全てが救われました。しかし、それはあまりにも悲しすぎます。
夏海は士がこれまで撮ってきた写真が復活していくのに気づきます。士は自分の写真を撮ったことはありませんが、夏海自身が士を撮ったことがあるのを思い出し、士のカメラを探しに行くことに。
しかし、そこに栄次郎が変身したスーパー死神博士と、鳴滝が変身したゾル大佐率いるスーパーショッカーが襲い掛かってきます。
大樹やユウスケの援護を受け、士のカメラを回収する夏海。襲ってきた蜂女は、タックルが命と引き換えに撃退しました。
カメラは回収したものの、士の写真がうまく現像できません。が、夏海、ユウスケ、大樹、そして士達が旅してきた世界のライダー達の想いが通じ、写真に士の姿が浮かび上がります。そして遂に士本人が帰還しました。
スーパーショッカーの切り札で「最強最悪の怪人」であるネオ生命体。瀕死の蜂女を取り込んで復活しました。そして、スーパーショッカーの本拠地であるスーパークライシス要塞が稼働を始めます。
スーパーショッカーの野望を阻止せんと立ち上がるディケイド、ディエンド、クウガ、キバーラの4人。
スーパーショッカーの怪人達を蹴散らしていきます。しかし、更なる増援が。それはネオ生命体によって生み出されたドラス。
そこに響鬼、キバが応援に駆けつけます。さらにアギト、龍騎、ファイズ、剣、カブト、電王も参戦。雑魚を一掃します。ディケイドは新たな能力で自分と他の9人ライダーをそれぞれ最強形態にパワーアップさせます。ライダー達の連携で、ドランを撃破。
が、安心したのも束の間、今度はスーパークライシス要塞からマンモスメカが発進してきて襲いかかってきます。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
●第2ステージ ~仮面ライダーW ビギンズナイト~
翔太郎は、今は亡き探偵の師匠・鳴滝荘吉の夢を見ます。
クリスマスイヴで賑わう風都の街。鳴海探偵事務所でパーティの準備をする事務所のメンバーや風都イレギュラーズ。
そこに、人気歌手・睦月安紗美が依頼を申し込んできます。それは、海難事故で亡くなったはずの姉の恵理香を探して欲しいというものでした。死んだ人間が生き返るはずはない。しかし、安紗美は数日前にその恵理香の姿を目撃したのだと言います。
早速調査に乗り出した翔太郎達。死者が蘇る事件について次々と情報を仕入れていきますが、なぜか突然、安紗美が依頼を取り消したいと言ってきます。
訝しがる翔太郎達の前に、問題の恵理香の姿が。後を追うと、そこにデス・ドーパントが出現。翔太郎はフィリップと共に仮面ライダーWに変身。デス・ドーパントには逃げられてしまいますが、直後に1人の男が姿を現します。それはなんと翔太郎の死んだはずの師匠・鳴滝荘吉でした。荘吉は仮面ライダースカルに変身。Wを圧倒し、ハーフボイルドな翔太郎に帽子は似合わないと吐き捨てて姿を消してしまいます。
もう探偵やライダーを辞めるとまで思い悩むようになってしまった翔太郎。彼は荘吉が死亡したとある海岸沿いにある建物に花を手向けにやってきます。傷心している翔太郎に、厳しい言葉を投げかけるフィリップ。
2人は全ての発端となった「ビギンズナイト」のことを思い出します。
とある少年を助け出して欲しいと言う依頼を受け、荘吉に連れられて敵の組織のビルに潜入した翔太郎。意気込む翔太郎に、荘吉は俺の命令には絶対に従えと約束させます。
侵入者に気づいた組織が動き出します。荘吉はアタッシュケースを翔太郎に託すと、「一歩もここを動くな」と指示して敵に突っ込んでいきます。
仮面ライダースカルに変身した荘吉は、群がるマスカレイド・ドーパントや幹部のタブー・ドーパントと交戦。息を呑んで見守る翔太郎でしたが、そこで問題の少年の姿を目撃。手柄を立てるチャンスだと、言いつけを破って少年の後を追います。
少年はその知識の豊富さから、ガイアメモリ製作に加担させられていました。それを責める翔太郎ですが、彼は悪びれる様子もありません。弾みで別の場所に転送された少年。
翔太郎を叱責した荘吉。やむなく別ルートから少年の救出に向かいますが、荘吉が凶弾に倒れてしまいます。
追い詰められた翔太郎とフィリップは、そこで初めてW・サイクロンジョーカーに変身。戦闘の末、床が崩れて落下。いったん変身を解除しますが、初めての変身に戸惑う翔太郎。
そこで主体をフィリップに交代。ファングのメモリを使い、ファングジョーカーに変身します。そして襲ってきたマスカレイドやタブーを退けたのでした。
自分の勝手な行動のせいで荘吉は死んでしまった。今でも自責の念に駆られる翔太郎。
そこでフィリップはもう1つの事実を告げます。フィリップの名付け親は荘吉でした。荘吉が好きな探偵であるフィリップ・マーロウから取ったのです。
翔太郎の罪が勝手な選択をしたことなら、フィリップの罪は何も選択をしなかったこと。罪を償い続けるなら、翔太郎にも戦い続けてもらわなくてはならないとフィリップ。その言葉に、翔太郎は改めて戦い続けることを決意。事件の調査を再開します。
事件が毎回19日に起きていることが判明。そのキーワードで、遂に事件の首謀者が判明。恵理香の墓がある教会の牧師・ロベルト志島でした。彼は〈闇と静寂の会〉という怪しげな著名人の親睦会を主催しているといいます。
そのとき、亜樹子から連絡が。安紗美が志島と接触したというのです。
志島から真実を聞かされた安紗美は呆然。安紗美や亜樹子をも亡き者にしようとする志島。そこに翔太郎とフィリップが到着。再び姿を現した荘吉が変身したスカルに惑わされかける翔太郎ですが、遂に迷いを吹っ切り戦う意思を示します。
翔太郎とフィリップはWに変身。スカルに化けていたデス・ドーパントを追い詰めます。実は、志島のガイアメモリの正体は「デス」ではなく、「ダミー」。本性を表したダミー・ドーパントを攻撃しようとするWですが、タブー、クレイドール、ナスカの3人の幹部ドーパントに妨害されます。
それでも、タイヤの姿に変身し一目散に逃げ出したダミーを追い、Wはハードボイルダーで追跡を開始します。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
●第3ステージ ~MOVIE大戦2010~
Wがダミーを追って着いた場所は、激しい戦場でした。成り行きでマンモスメカと戦うディケイドに加勢することになったW。
他のライダー達もそれぞれファイナルフォームライドし、スーパークライシス要塞を総攻撃します。
Wはハードタービュラーのユニットを切り離し、マンモスメカにドッキングすることに成功。マンモスメカを操り、スーパークライシス要塞を撃沈させます。
栄次郎は硫兵衛の持っていたガイアメモリによってスーパー死神博士にされていました。彼は仮面ライダーキバーラに助けられ、脱出。直後、スーパークライシス要塞は大爆発を起こします。
要塞から抜け出したネオ生命体は、ダミー・ドーパントの体を乗っ取り、アルティメットDへと変貌します。
最後の戦いに挑むディケイドとW。苦戦を強いられますが、ファイナルフォームライドで2人に分離したWとディケイドのトリプルキック『トリプルエクストリーム』で、遂にアルティメットDを倒し、スーパーショッカーを壊滅させました。
戦いも終わり、それぞれの世界へと去っていくライダー達。
士もまた、翔太郎にスカルのカードを託し、去っていきます。スカルのカードを見つめる翔太郎、フィリップ、亜樹子の前に、別の世界の荘吉が出現。帽子が似合うと翔太郎を激励し、去っていきます。
士は旅をすることこそが自分の世界だと悟ります。
士、夏海、ユウスケ、大樹、栄次郎の旅は、これからも続いていきます。
荘吉の言葉に勇気付けられた翔太郎は、嬉しい気持ちでクリスマスを向かえます。そして荘吉へと想いを馳せるのでした。
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はぁ、終わりました、「ディケイド」。
正直、ちょっと「あれぇ?」と感じた展開でした。テレビ版の終わりからしばらく経った場面からスタート。ディエンドが発砲したのはどうなったの、って感じで。
それはともかく、タックルの登場が意味不明でしたわ。死んだはずの士がまるで「電王」の時のように仲間達の記憶によって復活したのも良かったのか悪かったのか微妙。結局、士はどうして「世界の破壊者」に徹しようとしたのでしょう。分かりにくかったです。
あと、鳴滝って結局何者だったんでしょう? それに、ドラスが生み出されたのは明らかにディケイドのせいじゃないし(^^;
ストーリーはちょっと微妙でしたが、戦闘シーンは圧巻でした。ライダー同士の対決、そして全平成主人公ライダーの最強フォーム揃い踏みには燃えました。
あと、キバーラに倒され死にゆく士に、「士! 死ぬな!」と駆け寄った大樹に萌えましたw
「W」の方は、ちょうど今放映中の話とうまくリンクしていますね。フィリップがまだ組織で従事していた頃のことが語られました。現在の話と過去の話、うまいこと繋がっていて、ストーリーも見応えありました。
乗り越えなければならない立ちはだかる壁はかつての師匠。しかし、依頼人を守るという師匠のかつての教えを守り、おやっさんは自分の胸の中で生きていると悟れた翔太郎。かっこよかったです。フィリップの名付け親が荘吉という設定も結構気に入りました。
3大幹部に囲まれても怯まないW。それに対する事件の首謀者であるダミー・ドーパントは死者を冒涜する不届きものとして、いいキャラをしていました。
そして、2つの物語が交錯。
1人(精神は2人だけど)だと苦戦するWですが、やはり仲間がいると勢いに乗りますね。夏の戦いではディケイドらの助っ人として登場しましたが、今回は成り行きで助っ人をすることに。
平成ライダーらが互いにファイナルフォームライドしていく演出が面白かったです。Wの分離、そしてトリプルライダーキックも見ものでした。今回は思ったよりWがディケイドの戦いに本格的に絡んできたので、そこは良かったです。
「ディケイド」パートはちょっと疑問符が残る終わり方でしたが、ディケイドやディエンドにはまたどこかでひょっこりと出てきて欲しいです。いろんな世界を渡り歩くという特色があるので、今後の作品で助っ人として出てきてくれたりなんかしたら嬉しいな、なんて。
「W」パートは全ての始まりが見られて満足。うまいことテレビ版ともリンクしていたかと。1クール目が終了して新たな展開に入ってきたので、今後がますます楽しみです。
映画、仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイドMOVIE大戦2010を見てきました。ディケイドとWと分けて感想を書こうと思ったのですが、3部構成の最後の部分だけを独立させにくいので、わけずに。まずは、ディケイド。テレビ版の最終回の見事なまでの映画への放り...... more
「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」見てきました。初回はほぼ満員。気のせいかもしれないけど、映像と音声が若干ずれてたような? 「仮面ライダーディケイド 完結編」 今回で完結ってことだし、夏の映画はTV最終回の前ぐらいの話だったのかな。 さてTVで平成ライダーたちと戦って終わったディケイドのその後の戦いが描かれてます。全てのライダーと敵対し、次々とカードに封印していくディケイド。スカイライダーとJが頑張ってました。 しかしこの映画、TV最終回後に流れた予告とまるで違う...... more
個人的にですが、「士と対になるもの」として世界が生み出した存在では…なんて考えてますf(^_^;)
あと、「だいたい分かった」って台詞が出てこなかったのだけ、ちょっと悔やまれますね><;
鳴滝は…そうですね。士の抑止力になる存在だったのかなぁと。当初この映画、ダークディケイド=ネガの士が出るらしかったですけど、いなかったことになってしまいました。どうしてこうなった…。
春に公開予定のライダーと戦隊の共演映画にディケイド=士も出るらしいです。チョイ役で済まさず、本格的に活躍してくれると嬉しいのですが…。